鍼灸院開設届けを出しました

3度目のお祝い

保健所に開設届を提出しました

2018年1月31日

やっと鍼灸院の開設届を保健所へ提出しました。
引っ越しから3ヶ月も経ってしまいました。

早速ですが、今回の開設届け提出についてご紹介します。

まずは提出物の確認から。提出物は次の7点です。

  1. 開設届
  2. 構造設備の概要及び平面図
  3. 周辺地図
  4. はり師免許
  5. きゅう師免許
  6. 車の免許
  7. 履歴書

それぞれの項目について、詳しく説明します。

開設届

これは住居地の市役所ホームページからword形式のものをダウンロードしました。
手で書くよりパソコンで書いた方が早いです。
ダウンロードしたword形式の鍼灸院開設届のサンプルを載せておきます。

Word形式の開設届け
Word形式の開設届け

日付は入れず、印鑑も押さずに持って行きました。
バスの時間(車が壊れたのでバス利用です)が迫っていたので、忘れ物のないようにチェックだけして出かけました。

※wordを持っていない場合は、適当な互換ソフトを使いましょう。

※互換ソフトが使えない、あるいは体裁が崩れて面倒な場合はPDF形式をダウンロードし、プリントしたものへ手書きしましょう。

※パソコンが無い場合は、スマートフォンでPDF形式をダウンロードし、コンビニでプリントして、そこへ手書きしましょう。

※スマートフォンを使う方法が難しいなら、保健所に用紙をもらいにいき、そこへ手書きしましょう。

名称

名称には、去年廃業したのと同じ鍼灸院名を記入しました。

いつもなら、ここで「この鍼灸院名ではちょっと…」などと顔をしかめられるのですが、「これまでずっとこの院名でやってきた」と伝えながら書類を渡したからか、あっさりと受理されました。

本当は1番最初の院名は別のものです。1番最初の院名は鍼灸なんて言葉がひとつも入っていない全てカタカナの院名でした。今の院名(2番目の院名)は鍼灸と入っているので、いたって一般的だと思っています。

しかし2番目の院名で開設届けを提出した保健所(2回目の開設)の担当者は、自分の判断で受理できず、何処かへ電話していました。

そのときと比べれば今回は非常にスムーズです。

開設の場所

開設の場所は、自宅の住所を記入しました。これまではテナントでしが、初めての自宅兼鍼灸院です。これはこれで楽しい気分になれます。

業務の種類
業務の種類は、はりときゅうに丸印を入れました。

開設届の年月日

開設の年月日はいつでもいいのですが、開設前に届けは出せないので、届けを出しに行った日の日付 H29年1月31日 にしておきました。

2月1日以降は1月31日から見て未来になるので、1月31日に提出する場合は2月1日以降を開設の年月日にすることはできません。

開設日にできるのは、届けを出しに行った当日か、その日から遡って10日前までです。

例えば、1月31日に開設届を提出するなら、1月22日~1月31日の間のどこかが開設日でなくてはいけません。

開設日などは適当ですが、保険診療する人はこのあたりはちゃんとした方がいいと思うので、私のように適当にはしないようにしてください。後で請求できなくなったりすれば困りますからね。

開設者

開設者のところへは、私の名前と住所を記入しました。

業務に従事する施術者

業務に従事する施術者のところには、時々手伝って頂いている、友人の女性鍼灸師の名前と住所を入れていました。
私の名前と住所 は開設者の欄に記入していたので、要らないと思ったのです。
これは間違いでした。
鍼灸院開設届を書くのは3度目ですが、すっかり忘れていました。
開設者とは別に、業務に従事する施術者のところへも私の名前と住所が必要でした。
指摘されて、その場で書き加えました。

構造設備の概要及び平面図

構造設備の概要及び平面図は様式に書かれているように、別紙で提出しました。

これも実際に提出したものを、サンプルとして紹介します。
これは実際の自宅を採寸してパソコンで作ったものです。

平面図
平面図

ここで注意して欲しいのは、ベッドが書き込まれていないことです。
これも忘れていました。
保健所の担当者にベッドをどこに、どの様に置くか書き足してくださいといわれました。
言われた通りにボールペンでさらっと書き足しました。

東側と南側に窓かあるので、解放面積も採光もまったく問題がありません。
窓は全体を解放することができないので(スライドさせて開く一般的な窓だから)、窓全体面積の半分を開放できる面積として提出し、受理されました。

待合室は廊下だけを待合室として申請し、玄関は含めないとしました。
もし廊下の面積だけでは足らない場合、玄関も含めることができると思います。玄関を待合室にできるかどうかは、厳密に法律によって定められていないので主張することが大切です。
私の場合は廊下だけで3.3㎡をクリアするので、玄関は含めませんでした。

消毒液の設置場所などは記入しません。実際に保健所の担当者が自宅チェックしに来た時に、消毒液を置いておけば大丈夫です。
もちろん書き足すように指摘されたら、その場で適当に書き足します。

今回、この間取りで保健所が問題としたのは1点だけです。

なんだと思いますか?

ちょっとだけ考えてみてください。

考えましたか?

では、答えです。
(考えた人なんていないだろうな)

洗面所です。

お客さんが手を洗わなくてはいけないとなった時、トイレではないところで手を洗える必要があると言うのです。
住人の動線にお客さんが入ることは想定していませんでしたが、しかたないので台所や洗面所を鍼灸院と共有するということにしました。

図の左下にある、扉の記載を省いている部分が、洗面所や風呂場です。ここは採寸もせず、設備の配置も書いていません。保健所にはここが洗面所ですと説明だけしました。

保健所側はそれで問題ないというので、洗面所問題は解決です。
台所がダメだといわれたら、外だと言おうと思っていました。
庭には散水栓があるので、後付けでなんとかなります。

周辺地図

これは保健所の担当者が現地をチェックしに来る際に利用するものです。
ですからgoogle mapを利用して、縮尺の違う周辺地図を2つ作って提出しました。
細々としたことは書かずに、保健所の担当者と口頭で道順や目印について打ち合わせました。

はり師/きゅう師免許

原本を持って行きました。
コピーではなく、必ず原本が必要です。
原本を提出した上で、コピーを渡すのですが、私はコピーを用意しませんでした。
忘れていたのではなく、コピーは保健所で取ってもらうつもりでした。
2件目を開業するときには、保健所にコピー代を取られましたが、今回は無料でした。
コピー代ひとつにしても、保健所によって対応は違います。

車の免許

これは何年か前から始まった、写真付きの身分を証明できるものを使って、本人確認をするという制度に基づくものです。
これもコピーを取られます。

本人確認の書類は、従事する施術者全員分が必要です。私は自分の自動車免許を持っているので、それを提出すれば問題ありません。
しかし一緒に登録する、友人の女性鍼灸師さんの自動車免許を預かってはいませんし、そんなもの預かるわけにもいきません。
こういった場合は、自動車免許のコピーを女性鍼灸師さんにもらいます。
そこに私が「本人に相違ありません」、と一筆書けば大丈夫です。
実は、今回はコピーももらっていません。
これは最初からわかっていたことですが、そういった書類は後でもいいだろうと考えていました。
思った通り女性鍼灸師さんの分は、保健所の担当者が自宅をチェックするにまでに用意すれば良いということになりました。

保健所によっては、本人に保健所まで来るように促すことがありますが、「忙しいのでできない」と主張しましょう。私はそう主張することで、「じゃああなたの責任で、ここへ本人に相違ない」と書いてくれといわれて、そうしたことがあります。

なんでも保健所のいいなりでは大変面倒臭いことも多いです。

もし免許のコピーが間に合わないときは、横線一本いれて削除します。その後、書類がそろってから登録すればよいのです。

履歴書

最後は履歴書です。

これは一般的な履歴書の書き方ではなく、履歴は鍼灸専門学校卒業からで十分です。

取得免許の欄には、はり師・きゅう師の取得年度を書くだけで、他に余計なものは一切書きません。

履歴書もword形式のものがネット上にあるので、適当なものをダウンロードして、それにパソコンで書き込んでいきましょう。

女性鍼灸師さんにも同じようにwordで記入してもらい、それをメールでもらって私がプリントして提出する予定です。

これも例を挙げておきます。

履歴書(JIS規格)
履歴書(JIS規格)
履歴書(JIS規格)
履歴書(JIS規格)

3度目の鍼灸院開業

3度目のお祝い
Photo by Annie Spratt on Unsplash

これで3度目の鍼灸院開設が完了です。

実際は保健所の担当者が現地をチェックしますが、平面図を見せた時点で問題がなければ大丈夫です。

保健所に自宅に来ていただく日時を打ち合わせるのですが、しばらく忙しいので2週間ほど後の、2月16日 金曜日 にしました。

書類さえ提出してしまえば、現地のチェックはいつでもいいので、都合の良い日時を伝えましょう。

保険診療をされる人や、鍼灸の協会などに登録される人は、開設届けの控えをもらっておくことを忘れないようにしてください。

後からももらえますが、わざわざ保健所に出向くのは面倒くさいですからね。

2018年1月売上公開

売上0円

 2018年1月の売上は0円でした。

Photo by Fabian Blank on Unsplash

1月31日は月に1度の出張日でした。

いつものように車に荷物を積み込んで、いざ出張所へ出発!

自宅を出発して15秒ほどしたころでしょうか、

事故を起こしてしまいました

自動車同士の事故ですが、幸いケガ人はいません。事故の話などはつまらないので詳しくは書きませんが、出張には行けなくなりました。

だから、1月の売上は0円です。

本来であれば、予約が2件だったので、7,500円×2で15,000円の売上を見込んでいました。

がっかりです。

車は壊れ、修理するお金はありません。

いくらかは保険で賄えますが、過失があるのでうまくいっても修理代の内、60%程度が保険で支払われるだけだと思います。残りの40%は自腹です。車両保険でも入っていればそれも保険で支払うことができますが、私は入っていません。10年近く乗っている車だし、万が一のときは廃車かなと思っていたからです。

そういったわけで、当面は出張はできません。

朝イチに事故をして、昼くらいには事故にかかわる用事は終了しました。

思いがけず時間ができてしまいました。これを読んでいる皆さんは私のことをどう思っていらっしゃるか存じ上げませんが、普段はアルバイトと家のことで忙しいのです。こんな不意にできた時間を利用しない手はありません。

ですから、保健所に鍼灸院の開設届けを提出しにいくことにしました。

車が壊れたのでバスと電車を乗り継いで行きます。歩くと1時間以上かかるうえに、自転車も修理中という間の悪さ。

大急ぎで書類をそろえて保健所に向かうことにしました。

実は以前の鍼灸院に来られていたお客案の内、新しく開業されたら教えてくださいと言ってくださっていた方に「2月から土日祝日限定で自宅診療はじめます」連絡していました。開業の連絡をしたところ、直ぐに3名の方が予約をくださいました。車で1時間半、高速道路を使っても50分近くかかる道のりを来てくださいます。

2月から本格的に復活を果たそうと思っていた矢先の事故で、ちょっと心が落ち込みましたが、これも節分前の厄払いだと自分に言い聞かせて提出書類作成を急いで行いました。

開設届けについては、書くことがたくさんあるので別の記事にまとめます。

開設届けの記事ではパソコンを使った書類作成のことや、保健所とのやり取りを紹介します。鍼灸院の平面図も実際に使用したものを公開するなどして、なるべく具体的に紹介できるような内容にします。もうしばらくお待ちください。

潰れない鍼灸院の作り方

鍼灸院開業のすすめ

Photo by Raphael Schaller on Unsplash

鍼灸師の免許には開業権が付いています。独立開業権と呼ばれる権利ですね。

権利は行使して初めてその意味を持ちます。権利の行使とは、すなわち鍼灸院を開業することです。

鍼灸院なんか開業したって、だめに決まってる。

そう考える人も多いでしょう。
私のように、テナントを借りて営業する場合は難しいと思います。私自身、よくこんなので4年もやってきたなと思います。

テナントを借りて開業する場合の費用は、[鍼灸院開業費用]というカテゴリに2つ記事がありますので、それを参考にしてみてください。

今回は絶対に潰れない鍼灸院経営を提案します。

鍼灸院が潰れるとき

Photo by Hannah Morgan on Unsplash

まず初めに、鍼灸院が潰れるというのはどういうことを指すのか、その定義を確認しましょう。

鍼灸院の場合は、支払いが滞ったら潰れたということで良いと思います。

まさか銀行で借りて返済する人もいないでしょう。(そもそも貸してくれません)

支払いの内訳を考えてみると、主なものは家賃です。ほかには光熱費や電話代に、購入した鍼などの物品といった細々した支払いがあります。

このなかでも家賃が一番の問題です。

これさえなければ…

そう、家賃の支払いを無くせば良いのです。家賃さえなければ、後の支払いなどたかがしれています。そこで、家賃問題を解消する方法を提案します。

家賃問題を解消する方法

Photo by Patrick Perkins on Unsplash

やり方は簡単。私と同じように、自宅兼鍼灸院にしてしまいましょう。そうすれば家賃問題は片付きます。

 

「そんなこといっても、家賃代も稼げなかったからどうすんだよ」

 

と考える人、もっともなご意見です。
これについても私と同じ、アルバイトで賄いましょう。アルバイトで家賃と最低限の生活費を確保するのです。

アルバイトがお休みの日、その日が営業日です。

施術代を私と同じ6,000円で試算してみます。

うまい具合に3人ほど来てくだされば、18,000円程の収入になります。

週に1日、月に4日。

1日18,000円稼げれば、それだけで72,000円の稼ぎになります。

もちろん、最初からそんなにうまくいくはずがありません。

1ヶ月の間に来てくれたのは、たった1人。1ヶ月の売り上げ6,000円からスタートかもしれません。

たった6,000円ですが、自分で稼ぎ出す6,000円の意味は大きいです。

本当ならアルバイトのない休日です。その休日の1時間に鍼をするだけで6,000円を稼ぎ出すのです。

アルバイトなら良くて時給1,000~1,200円ほどですが、自分でやれば時給6,000円も夢ではありません。

しかし、行動しなければ夢で終わってしまいます。

行動を妨げるのは、開業するリスクが不安だからだと思います。

そのリスクとはお金でしょう。お金をかけて開業し、失敗したら無駄になるのが嫌なのだと思います。

それではどれほどの費用が必要なのか、試算してみましょう。

自宅鍼灸院の開業は、驚くほど安価です。

自宅鍼灸院の開業費用

鍼灸院を自宅で開業といっても、開業するのにお金がかからないわけではありません。

どれほどのお金が必要なのか、ざっと計算してみましょう。

私の鍼灸院にあるものを書き出して見ます。

  • 治療道具一式
  • 折りたたみ式ベッド
  • 電気毛布
  • シーツ
  • 毛布
  • まくら
  • フェイスまくら
  • タオル類
  • タオルウォーマー
  • お客さん用のカゴ
  • お客さん用椅子
  • お客さん用洋服掛け
  • お客さん用スリッパ
  • 自分用スリッパ
  • 自分用椅子
  • テーブル
  • エアコン
  • 加湿器
  • サーキュレーター
  • ドライヤー
  • ウォーターサーバー
  • 観葉植物

ここから最低限必要だと思う物だけをピックアップします。

  • 治療道具一式
  • 折りたたみ式ベッド
  • シーツ
  • 毛布
  • まくら
  • タオル類
  • お客さん用のカゴ
  • お客さん用椅子
  • お客さん用洋服掛け
  • お客さん用スリッパ
  • 自分用スリッパ
  • 自分用椅子
  • テーブル
  • エアコン

それぞれのだいたいの価格を考えます。

  • 治療道具一式 ━━━━1万円
  • 折りたたみ式ベッド ━1万円
  • シーツ ━━━━━━━5千円
  • 毛布 ━━━━━━━━5千円
  • まくら━━━━━━━━3千円
  • タオル類━━━━━━━5千円
  • お客さん用のカゴ━━━1千円
  • お客さん用椅子━━━━2千円
  • お客さん用洋服掛け━━3千円
  • お客さん用スリッパ━━1千円
  • 自分用スリッパ━━━━1千円
  • 自分用椅子━━━━━━2千円
  • テーブル━━━━━━━5千円
  • エアコン━━━━━━━6万円
  • 合計 ━━━━━━11万3千円

適当に値段を付けてみました。

これだけあれば、それぞれの備品を買うことができます。

もっとも高いものはエアコン(取り付け費用込み)の6万円です。

もしエアコンが必要ないのなら、5万3千円まで抑えることができます。

保健所や税務署への届けは無料なので、エアコンさえあれば6万円で開業は可能です。

鍼灸院の設備選びのポイント

適当に値段を付けましたが、少し具体的に説明してゆきます。

[治療道具一式]

鍼やもぐさ、シャーレなど、鍼灸専門学校で使っていたようなものです。

あれもこれも買うのではなく、本当に必要なものを選んで買います。

[折りたたみ式ベッド]

これは説明の必要もないと思います。最近は1万円もしないものもあります。

[シーツ・毛布]

こういったのはニトリでも揃います。医療系専門店にあるような、ベッドのサイズにあつらえたシーツでなく、適当なものを上手く使いましょう。

[まくら]

私はタオルを重ねて、お客さんに合わせた高さで利用しています。一応まくらも持っていますが、ここ数年は使ったことがありません。いらないかもしれませんね。

[タオル類]

タオルはエステ系の通販で安くて肌触りのよいものを選んでいます。何度も洗濯を繰り返したタオルは貧乏くさく、自費診療である程度のお金を頂く鍼灸院には向きません。肌触りが悪くなれば買い替えをオススメします。古くなったタオルは自分用として自宅で使えます。

[お客さん用のカゴ・椅子・洋服かけ]

これらはニトリやイケアで安いものが売られているので、部屋全体のバランスを考えて買いましょう。統一感が大切です。

[お客さんと自分用スリッパ]

季節が変わったら買い換えましょう。1年で4回買い換えます。傷んでいなくても、色や柄は季節に合わせることをおすすめします。鍼灸整骨院にありがちな、ビニールスリッパは貧乏くさくなるのでおすすめできません。

[自分用椅子]

これはお客さん用と同じもので良いと思います。部屋全体の統一感を出すために、テーブルや洋服かけの雰囲気に合わせましょう。

[テーブル]

ニトリやイケア、ホームセンターで安いものがあります。私のはイケアです。サイズは小さすぎてはだめです。お客さんと二人で利用することを想定し、ある程度の大きさのものを買いましょう。カフェなどにある2人用テーブルを参考に、1対1でお話をするときにちょうど良い大きさのものを選びましょう。部屋全体の雰囲気を考えて、椅子との組み合わせを意識して選びましょう。

[エアコン]

6帖用の1番安いやつで十分です。取り付け費用が心配ですが、大手家電店で購入すれば6万円で取り付けまで可能だと思います。ネット通販を利用すればエアコン本体をかなり安く購入できますが、取り付け業者を自分で手配する必要がある場合もあるので、注意が必要です。

[設備選びのポイントまとめ]

テーブルや椅子などは、最初に良い物を欲しくなるかもしれません。しかし最初から良い物は必要ありません。

開業して1年もすると、少しずつでもお客さんが増えてきます。そのお客さん達にはある程度の共通点があるはずです。お年寄りなのか、若い方なのか、独身女性が多いのか、既婚者が多いのかなどです。子ども連れのお客さんもいるかもしれません。

そういったあなたの鍼灸院に来られるお客さんの傾向が浮き彫りになってきたとき、そのお客さんに合わせてスリッパのデザインを選んだり、テーブルの色を変えてみたり、椅子の硬さやタイプを変えていくのです。

最初は何もわかりません。とりあえずオーソドックスな設備で始めてみることが第一歩です。

潰れない鍼灸院の作り方まとめ

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いかがでしょうか、とりあえず始めることができそうな気がしませんか。

最初から大きくて立派な鍼灸院は必要ありません。

産業はどんどん大規模化していきますが、その一方で小規模へと移り変わる産業もあります。

例えば農業は大量消費の時代を支えるためにも、大規模化させてコストを下げるといったことが当たり前でした。ところが近年、そういったよくわからない作物よりも、生産者の顔写真が入った有機作物を購入する人が多くなりました。

それを受けて農業の規模を小さくし、消費者との距離を縮め、農協を通さずに消費者に直接作物を販売するような農家が増えてきました。

この方法なら農協に搾取されることなく、また農協の指示にも従うこともなく、自由に作物を作ることができ、そういった作物を求める消費者のニーズにピッタリと合ったのです。

これまではこのような農業は商売として成立しませんでした。それを可能にしたのはインターネットです。インターネットを通じて、青森で作られた野菜を東京のお客さんが購入できるのです。

これまでお客さんが何処にいるか分からなかった生産者と、求めている作物が何処に売っているのかわからなかったお客さんがインターネットを介して繋がることができる時代になりました。

前置きが長くなりましたが、私がお伝えしたいのは鍼灸院だって同じだということです。これまでは近所のお年寄りや腰痛もちの方がお客さんだった時代でした。

これからは何処にいけば自分の体調不良を治せるのか分からないお客さんと、何処に自分を必要としてくれるお客さんがいるのか分からない鍼灸師をインターネットで繋げることができるのです。

インターネットさえあれば、裏通りにあるアパートの1室にお客さんに来てもらうこともできます。メールで出張の依頼を受けることもできます。

アルバイトをしながら、あるいはどこかで正社員として働きながらでも、自分の鍼灸院を経営していくことは可能です。

少しでも利益が出れば、それを自分の鍼灸院に投資してください。少しずつ部屋を改装したり、チラシを作ったり、ホームページを作りましょう。今の時代パソコンが使えないようでは鍼灸師もやっていけません。苦手な方も多いでしょうが、パソコンも鍼灸の道具だと思って勉強してください。

そうやって、少しずつ自分の鍼灸院を育ててゆく楽しみを知ってもらえたら幸いです。

 

※鍼灸院のブログを始めたいけれど、よくわからないという声を良く聞きます。簡単に始めるブログといった記事を書こうと思いますので、必要な方はもう少々お待ちください。

鍼灸専門学校に入学したらすること

鍼灸専門学校卒業後:私の場合

Photo by Joshua Earle on Unsplash

鍼灸師の免許を取った私はとくに職のあてもなく、鍼灸専門学校にあった求人に申し込むか、適当に鍼灸院へ問い合わせたりするしかありませんでした。

そんなふうにふらふらしているところにいい話が迷い込んできて、上手い具合に仕事にありつけたのです。

就職はしたのですが、そこには私に鍼を教えてくれるような人がおらず、いらっしゃったのは1年先に入っていた先輩が1人だけです。

先輩も卒業して1年目なので、経験が豊富とは言えません。歳は私より一回り以上若い方です。

雇い主には提携している病院のドクターから同意書取って、ある程度の売り上げを確保してくれればそれでいいと言われました。

福祉(鍼灸)業界の闇

老人施設と提携したドクターが同意書を出してくださるので、そういった施設で鍼をしてお金をいただいていました。

個人で鍼灸院を経営し、医師の同意書を得るのは難しいですが、提携(悪く言えばグルになって)しているドクターがいれば簡単です。

私はこのような業界の体質に馴染めず、自分で鍼灸院を開業するまでの繋ぎと割り切って働きました。

開業するまでに鍼の技術を磨かなくてはいけませんが、先に述べたように就職先には院長クラスの先生がいませんでした。

鍼灸勉強会の必要性

就職先にはお手本になるような先生がいませんでしたが、問題にはなりません。鍼のことは月に一度の勉強会に参加して学んでいました。

勉強会へは鍼灸学校に入学してまもなく入会し、今でも続けています。この勉強会なくして今の私はありません。

鍼灸専門学校では鍼灸国家試験に合格するための知識は教えていただけますが、臨床に使えるような技術は教えてくれません。卒業後に鍼灸専門学校の教員になる方法なら教えていただけます。

これらは鍼灸業界でよく言われることなので、私は早々に鍼灸の勉強会へ入会することにしました。

治せるかどうかは自分次第

勉強会といっても、様々な会があります。純粋な勉強会(研究会)もあれば、ひとつの流派である場合もあります。

鍼灸業界にはたくさんの流派があり、それぞれの流派が「我々が正しい」「我々が1番」と謳っています。とは言っても、基礎は東洋医学なので何処でも同じようなものです。

大切なのは勉強会や流派を見極めることでなく、あなたがそこで学んだことを臨床で活かせるかどうかです。

臨床で結果が出ない時に、学んだ理論が間違えているのではないかと疑心暗鬼にならず、自分の技術が未熟なのだと知ってください。

鍼灸専門学校へ入学される方へ

今年鍼灸専門学校へ入学される皆さん。

是非いろんな勉強会へ参加してみてください。学生の頃は一般よりも安く参加できます。なるべくたくさんの勉強会に参加し、自分に合うと思った会に入会することをお勧めします。

卒業後の進路については、鍼灸専門学校の先生の言っていることなど大した役には立ちません。これからの時代には、これからの時代に沿った働き方があります。

今の日本では、働き方を自由に選べるようになってきました。
「芸は身を助ける」といいます。

鍼の技術も一芸に秀でれば、ちょっとした副収入くらいにはなります。型にはまらない、自由な働き方を模索してください。

鍼灸師の免許を取得したらすること

近々このブログを引越します

※2018年1月 引越し完了しました

今は「Hatena Blog(はてなブログ)」というところで運営していますが、鍼灸院のホームページのために借りている、レンタルサーバーへ移行させます。

このブログを読んでくださっている方の多くは、スマートフォンやパソコンにお気に入りとして登録してくださっていると思われます。

お気に入りに登録しているアドレスがこのブログのトップページであれば問題ありませんが、記事などをお気に入りに設定されている場合、移行後はこのブログにたどり着くことができなくなります。

そこでお気に入りに登録していただいている方にお願いがあります。

下記のブログトップページのアドレスを開き、トップページをあらためてお気に入りにご登録ください。

http://www.harishi-2017.com/

大変お手数をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。

ブログの引越しとはどうゆうこと?

ブログを移行させてもこのブログのトップページのアドレスは変わりません。

ホームページやブログに興味のない方には難しいお話になるかも知れませんが、これからブログやホームページを作る予定の方に向けて、簡単に説明させていただきます。

色々ある無料ブログ

私はこのブログを書こうと思った時に、たくさんある無料ブログの中からどれを使おうかと考えました。

有名なところでは以下の9つのサービスでしょう。

  • Amebaブログ
  • ライブドアブログ
  • FC2ブログ
  • Seesaa
  • gooブログ
  • Yahoo!ブログ
  • エキサイトブログ
  • 楽天ブログ
  • はてなブログ

この中から「はてなブログ」を選んだのは、アクセスを集め易く、大人っぽいイメージだったからです。

このはてなブログの無料サービスを利用してブログを始めましたが、しばらくして有料版(1年で8,000円くらい)へ移行しました。

なぜこんなものに8,000円もと思われるかもしれませんが、これは趣味のようなものです。

有料のはてなブログは「はてなブログPRO」と呼ばれているサービスで、無料版と比較すれば自由にカスタマイズすることができます。

有料にするうえで、もっとも意味があると感じるのは、独自ドメインを設定できることです。

ドメインとは、http://www.harishi-2017.comの内、harishi-2017.comの部分を指します。このドメインは世界に1つしかないのが決まりですから、私がこのドメインの管理費を払い続ける限り、このドメインは私のものです。

このドメインの設定先が今は「はてなブログ」です。設定先も私が自由に決めることができます。今回は自分で借りているレンタルサーバーの中に設定することにした次第です。

鍼灸師の免許を取得したら次にすること

開業するかどうかわからなくても、ドメインを鍼灸院の名前で今すぐ取るべきです。

例えば、あいうえお鍼灸院なら、aiueo-shikyuin.com というドメインを取得しておくのです。

ドメインは早い者勝ちですから、まだ開業していなくても先に院の名称を決めて、今の内に取得しておくのがオススメです。

このドメインというものは1年に1回の更新制です。1年に1回管理費のようなものを支払います。

例にあるような .com (ドットコム)なら高くても年間1,500円ほどです。

高めの .jp (ドットジェイピー)でも年間2,000円もしません。なぜ .jp が高いかとかは、気にしなくてもいいです。

どうして私がこのブログのために harishi-2017.com などというドメインを取得したかというと、いずれは自分で借りているレンタルサーバーにこのブログを引っ越すことを予定していたというのがまず1つ目の理由です。

先述したように http://www.harishi-2017.com をお気に入り登録してくだされば、私がブログを何処へ移動させようが、誰でも何時でもこのブログにアクセスできます。

なぜこのようにブログにこだわるのかと言えば、これは実益を兼ねた趣味のようなものだとお考えください。

副収入としてのブログ運営

今の時代はブログだけで食べている人が大勢いらっしゃいます。食べていけないにしても、十分な副収入になっているかたは山ほどいらっしゃいます。

私も場所や時間にとらわれない、web系で副収入を得たいと常々考えています。

これまでにそういった仕事を請け負ったこともあります。

ブログやホームページを作ったことの無い方には想像できないかもしれませんが、インターネット上にある情報は無料ではありません。

その仕組みはテレビと同じです。テレビを見るのは無料のように思えますが、実際は日々の出費の中で視聴料を払っているようなものです。

テレビで観た美味しそうな新商品のラーメンを購入すると、そのラーメンの値段には広告費が含まれているのです。

インターネットでホームページやブログを公開している方は、そこに表示される広告などで収入を得ているのです。

もちろん全てのホームページやブログにそのような収益性があるわけではありません。しかし収益性のあるホームページやブログがたくさんあることも事実です。

このブログは収益性は全くの 0(ゼロ)です。今後は月に1,000円でもいいので、お金が稼げるブログを目指します。

私が今管理しているドメインは4つですが、今月中にもう1つ取得し、合計5つのドメインを管理することになります。その内の2つは鍼灸院関連ですから、宣伝が目的です。あとの3つがそれぞれ月に1,000円ずつ稼いでくれたら、合計で月に3,000円の収入になります。これがそれぞれ月に10,000万円なら、毎月30,000円です。

信じられないかもしれませんが、こういったブログを1,000個も運営している人もいました。この人は月に1千万円以上の収益があったようです。

過去形にして紹介しているのは、運営手法に違法性があったので、逮捕されたからです。健全にしていれば良かったのでしょうが、目先の利益に目がくらむと、ついついやってはいけないことをするのが人間なのでしょう。

注意)1,000件のブログを管理するには、人を雇うことになります

私は健全にブログを運営していきます。そのための準備として、ブログを移動させることにしました。

※2018年1月 引越し完了しました

鍼灸院のリピート率

鍼灸院のリピート率

お試しコースはリピート率低め

ここでいうリピート率は、初診のお客さんの次回予約のことです。

次回予約が取れなくて苦労している鍼灸師が多いと、経営コンサルティングの方に聞いたことがあります。

幸い私は次回予約が取れないといったことで困った経験はありません。他の記事でも書いているように、最初に治療プランを提示し、ほとんどのお客さんがそのプラン通りに来てくださいます。

ここ数年でプラン通りに来られなかったお客さんについて、記憶がありません。2回目を受けることのないお客さんに多いのは、お試しコースで私の施術を体験したいと来られた方のみです。

本治療はリピート率100%

本治療の予約をくださったお客さんのリピート率は100%と言っても間違いないです。今後は分かりませんが、これまでは100%でした。ただ、この100%のリピート率は初診のお客さんのリピート率です。ずっと100%のリピート率だとお客さんが溢れて、ご新規さんお断りの鍼灸院になってしまいます。

お客さんは症状が改善されると来なくなるので、それはリピート率の計算には含みません。中にはメンテナンスということで、定期的に通ってくださるかたもいらっしゃいますが、ほとんどの方は症状が改善されれば来なくなります。来なくなるというのは、次回予約をせずに帰る時がくるということです。

必ず次回の予約を頂く方法

どなたにでも使える方法か分かりませんが、私なりの方法を簡潔に説明させていただきます。

  1. 問診票を書いていただく
  2. 問診をする
  3. 症状を分析し、原因を説明する
  4. 原因の解決案を示す
  5. 症状改善までの治療プランを提示する

ここでポイントなのは5で症状改善までの治療プランを提示していることです。最初に1ヶ月の間、この位の間隔で来院してくださいねと提示します。

お客さんは、治るのにどのくらいかかるかを気にされます。これには、期間とお金の両方の意味があります。期間が長ければそれだけお金もかかりますし、そもそも治るのかどうかも分からないようでは不安が募るばかりです。

当然ですが、絶対に治りますなどとは言えません。それでも治療プランを提示しないとお客さんの不安を取り除くことができず、今後のリピートどころか次回予約も危ういです。

そこで私は5回で必ず結果を出すとお約束します。5回といった回数を私のプラン通りに来てくだされば、初診の時よりは症状を改善させることはできると説明するのです。

少しズルいやり方かもしれませんが、「お客さんが希望する完全な治癒には程遠いかもしれません、しかし必ず状態は良くなります」と言い切ります。そうすることで、私の場合はほぼ確実に次回予約はいただけます。

これより2018年1月20日:追記

これは手に負えないと思ったら、お試しコースを勧めて、再診の無いように仕向けます。ときにはそういったこともあります。

私はこれまで難病のお客さんや、癌を患っているお客さんを診させていただきました。残念ながら亡くなったお客さんもいらっしゃれば、元気にしていらっしゃるお客さんもいます。

亡くなられたお客さんのご家族にお礼を言われることはあっても、訴えられたことは一度もありません。

手に負えないというのは病状の重篤度を言っているのではありません。

そのお客さんから信頼を得て、仲良く二人三脚で病に立ち向かえるかどうかを言っています。

お金は払うから治してくれ、今よりも良くしてくれというスタンスで来られると、二度と来ないように仕向けます。

私はそんな人間と付き合いを持つほど暇でもお人よしでもありません。

偉そうなことを言っていると思われるかもしれませんが、慈善事業ではなく商売ですから、そういった判断も必要です。

━━追記ここまで━━

お客さんが良くなったと実感されない場合

必ず状態が良くなると言い切って、全く状態が良くならないなんてことが起きればどうするのか。ほとんどの鍼灸師の先生方が不安になるところだと思います。

そのような心配は無用です。5回も提案通りに通ってくだされば、まず間違いなく症状は改善します。

問題は稀に改善したことを実感されない客さんがいらっしゃるので、そういった場合にどのように対処するかです。

私が診させていただくと間違いなく良くなっていると言える場合でも、お客さんに実感がないのですから、良くなったことにはなりません。

そのような時は「良くなってきているので、このまま続けましょう」と言います。

それでいいのかと思われるかもしれませんが、それでいいのです。実際に良くなっているのですから、これからも同じように施術を受けてくだされば、お客さんにも実感していただけるだけの効果が現れるかもしれません。

自分で診ても状態が良くなっていない場合

お客さんも良くなったと実感がなく、自分で診ても良くなったと思えないような状況になればどうするのか。

考えただけでも恐ろしくなるような状況です。5回で必ず今よりは良くなりますと言い切って、こちらの提示したプラン通りに通ってくださったにも関わらず改善がないなんて最悪です。

しかしそういったこともあります。そういったときは正直に計画通りに良くなっていないことを説明します。

そんなの詐欺じゃないのかと思われるかもしれませんが、そんなことで訴えられたことはありません。これが詐欺なら治りもしない薬を出し続ける医者だって詐欺です。

患者に良くなっている実感が無くても、医者は検査結果を見せて、良くなっていると患者に言い聞かせます。薬が効かなくても、医者に続けましょうと言われれば続けるのが患者です。治らなくても泣き寝入りです。

これは患者が医者に屈してる構図だと考えます。私とお客さんの間にはこのような力関係はありません。あるとすれば信頼関係です。

詐欺だと訴えられないためにも、5回通ってくださるうちにしっかりと信頼関係を築くことができるかどうかが大切です。

この信頼関係がリピート率だけでなく、今後ご友人を紹介してくださるかどうかの分かれ目でもあるのです。

効果がないと言っても、5回も通ってくださるのです。少なくとも嫌われていることはありません。気に入らなければ電話で次回予約のキャンセルが入ります。そうならなかったのなら、誠意をもって状況を説明し、治療を続けていただけるよう説得します。これは鍼灸院経営に限らず、どのような職種でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

誠意をもって説明して、それでも予約がいただけなければ、その経験を次に活かせばいいだけのことです。

まとめ

今回は長文となりましたが最後まで読んでいただいてありがとうございます。私の予約獲得方法について、自論を述べさせていただきました。

最終的にはお客さんとの信頼関係につきると思います。正直言って、腕が良くなくてもトークが上手ければリピート率は上がります。

私の周りにいらっしゃる鍼灸師の先生方を見ていても、リピート率は腕の良さよりも話術です。

私のお客さんの中に営業職でバリバリやっている方がいらっしゃって、その方に「リピート率は良いけれど、新規顧客を獲得するのが下手なので経営が上手くいかない」と核心をつかれたことがあります。

その通りです。リピート率は自信がありますが、私は新規顧客の獲得方法を学ばなければいけません。

3度目の鍼灸院を開業させて、この土地にあった宣伝方法を模索し、その結果をこのブログで公開してまいりますので、興味のあるかたは楽しみにお待ちください。

鍼灸院の客層

ターゲットを絞る

ターゲットの性別は女性のみ

Photo by Eutah Mizushima on Unsplash

女性向けと割り切って営業しているので、お客さんは女性ばかりですといった話を以前に書いたことがあります。そこで、お客さんの男女の割合を調べてみました。

テナントを借りて営業していた頃の記録を元に計算したのですが、来なくなって久しい人は除きました。定期的通ってくださっている方のみを対象に計算したところ、結果は次の通りです。

女性99.6%
男性0.4%

基本的に女性は女性を紹介して下さいます。

稀に来られる男性は、女性のお客さんのご主人であることが多いです。

数少ない男性客は、長く通われません。通っていただければ、ここまで極端な比率にならないと思います。

この1年に限っては、ご新規さんは100%女性で100%ご紹介です。

ここまで男女比が偏るのは、ターゲットを女性に絞ってるからです。

男性のお客さんには一切興味はありません。売り上げが悪いのに何を言っているんだと、そんな罵声が聞こえてきそうですね。
来るなと言っているのではなく、ましてや追い返すわけではありません。
(来ないように仕向けることはありましたが)

ターゲットを絞る意味

なぜターゲットを女性に絞っているのかといえば、男性はじっくりと治療に取り組む努力を怠る傾向にあるからです。

逆に言えば、じっくりと治療に取り組んでいる方は通って下さいます。

こちらは治療プランを立てて提案をしているのにも関わらず、それに従っていただけないようなら良くなるものも良くなりません。

そんなことで「治らない」などと苦言を言われるのは嫌なものです。

女性は最初にプランを提示すれば、ほとんどの方がそのプラン通りに通って下さいます。

これは治療理念の面でもマッチしていて、ありがたいのですが、ここで強調したいのは売り上げの予測が立てやすくなるということです。

Photo by NeONBRAND on Unsplash

売り上げの予測が立てやすいというのは、経営をする上でとても助かることです。

家賃を筆頭に様々な支払い期日が迫ってくる月末、支払いの目処か立つというのは精神衛生上とても良いことです。

私の場合はご新規さんがお1人来られると、1ヶ月の売り上げが30,000円プラスされる計算です。

6,000円×5回=30,000円

1ヶ月に5回来るプランを最初に提案するので、ほぼ売り上げは確定します。

来院サイクルもこちらから提案するため、他のお客さんのサイクルと上手く組み合わせて、無駄のない全体スケジュールを組むことができます。(完全予約制営業)

そのようにして組まれた全体スケジュールには、意図的に作られたお客さんが1人もいらっしゃらない日があり、その日はアルバイトをします。

私はこのようにして鍼灸院とアルバイトを両立させていました。丸1日アルバイトする日もあれば、半日をアルバイトのために空けることもありました。

ターゲットを絞るメリット

Photo by Drew Coffman on Unsplash

最初から女性だけをターゲットにすると決めて営業を始めましたが、ここまで極端に男女比が偏るとは私も思ってはいませんでした。

鍼灸院を移転させて、新しい自宅兼鍼灸院はまだ営業を開始できていませんが、ここでもターゲットは女性のみとします。そのほうがチラシの内容や、ホームページのデザインを決めやすいのです。

性別だけでなく年齢も35歳とピンポイントで決めることで、キャチコピーも決めやすくなります。

もちろん35歳女性と決めて作ったチラシで、ぴったり35歳女性だけが来るわけではなく、年齢は幅広い範囲で来られます。

しかし男性が来ることはほとんどありません。男性向けのチラシやホームページではないからです。

限られた時間と予算の中で、確実に広告の効果を得るにはターゲットは絞ったほうが良いです。

男性にも来て欲しい場合、もうひとつ別に男性向けホームページを作る必要があると思います。

そんな馬鹿なと思われるかもしれませんが、あなたが男性だとした場合、明らかに女性向けに作られたホームページを見て、行ってみようと思われますか。

また、明らかに女性向けに作られたチラシを持ってその店に行こうと思いますか。

細かくターゲットを決めることのできない鍼灸師の先生方は、まずは男性をターゲットにするか、女性をターゲットするか決めるところから始めてみませんか。

2017年12月売上公開

月に1度の鍼仕事

 2017年12月の売上は18,600円でした。

Photo by Fabian Blank on Unsplash

12月20日は月に1度の出張日。
自宅兼鍼灸院の準備が整わず、先月同様出張所での施術です。自宅の施術室が利用できないのは、部屋が寒すぎるからです。

引っ越しをしたのは先月ですが、まだエアコンを取り付けていません。
2017年12月22日現在では、まだ見積もり段階です。実際に取り付けていただく家と部屋を見ていただき、取り付け費用の見積もりをいただきました。3台購入しますが、内2台が2階なので、マンションと比較すると費用が高くなります。この話はまた別の機会に記事にします。

エアコンのない木造一戸建は、これまでの鉄筋コンクリート製マンションと違い、とにかく冷えます。自宅も鍼灸院も鉄筋コンクリートだったので、予想外の寒さに困惑しています。
特に今年(2017年)は寒いのか、家の中の温度は1桁です。遠赤外線ヒーターで暖をとってはいますが、施術室を施術可能なほどに温めることができません。

さて、先月(2017年11月)も出張所で1日だけ施術日があり、その売り上げを公開しました。今月(2017年12月)も売り上げを公開します。
私の鍼灸院では、施術料金を1回6,000円からとしていますが、出張所では少し割り増しになります。
出張所や施術料金については過去記事をご覧ください。

鍼灸出張所を開設する

鍼灸出張料金について

今回の出張所での売り上げは18,600円でした。
内訳は60分施術が2名、30分施術が1名です。

  • 60分7,500円×2名=15,000円
  • 30分3,600円×1名=3,600円
  • 合計:18,600円

ここから場所代をお支払いします。
場所代は売り上げの20%です。
計算すると3,720円ですが、すこし調整しました。

  • 場所代:3,600円

差し引き15,000円が手元に残るお金です。
先月(2017年11月)、手元に残った金額は24,000円でしたので前月比63%となります。

場所代についてもう少し詳しく説明いたしますと、60分施術7,500円のうち、1,500円は場所代です。30分施術は本来のコースではなく、お試しです。3,600円のうち、600円を場所代としてお支払いしました。
半日サロンを利用させていただくので、ルームレンタル料金としては格安だと思います。車も停めさせていただいています。

肝心の売り上げですが、先月と比較すると63%という酷い売り上げです。これが会社なら破綻しますね。
初めての開業から3年間の売り上げを公開しているので、それを見ていただければお分りのように、私はこの程度の落差は慣れています。

鍼灸院売上実績(開業1年目)

売り上げは前月比63%でしたが、特筆すべきはお試しの依頼があったことです。
ありがたいことに、既存のお客さんからのご紹介です。紹介してくださった方によると、私の施術を気に入ってくださったということなので安心しました。
これから本格的に施術を受けてくださるようになれば、出張所の売り上げはもう少し高めで安定するでしょう。
これまでも、このようにお客さんが増えては減りを繰り返してきました。
来年は出張所においてイベントを開催し、更に新規顧客の獲得を目指します。さっそく2月にイベント開催を決めてきたので、春先には新規さんが増えると嬉しいですね。
出張所での施術数が増えれば、出張回数を増やす計画もあります。
このブログを読んでくださっている方はご存知だと思いますが、今の私はアルバイトの給料が収入の軸となっています。
少しずつアルバイトと鍼の比率を変えて、来年中(2018年)には50:50くらいにすることが目標です。
2019年には鍼灸だけで生活できればと夢見ています。そのためには移転した鍼灸院と、出張所での新規顧客の獲得が必須です。
自宅鍼灸院の準備が整えば、またチラシを作ってポスティングから始めます。

捨てられないチラシを作る(2)

チラシをポスティングするだけでは捨てられてしまうので、カフェマップを作って裏面を広告にした話を前回書きました。今回はカフェへどのように働きかけたのか、結果はどうだったのかを紹介いたします。

カフェへ企画を持ち込む

Photo by The Creative Exchange on Unsplash

街には人気のカフェが10件ほどあり、それほど人気でないカフェを含めると何件あるのかわかりません。
人気カフェの内、よく通っていた1件のオーナーにカフェマップの企画を持ちかけました。

説明したポイントは次の10個です。

  1. 鍼灸院のチラシを作る
  2. フルカラーA4
  3. 表面をカフェマップにする
  4. 裏面を鍼灸院のチラシにする
  5. 人気カフェを街全体地図で紹介する
  6. カフェの写真を1枚載せる
  7. 春夏秋冬の4期に分けて配布する
  8. 配布方法はポスティング
  9. 1期当たりの配布枚数は不明
  10. 費用は全て私が負担する

費用を全て私が負担するので、カフェ側は金銭的な負担は全くありません。
カフェ側には掲載の許可と、写真とお店データの提供をお願いしました。
個人経営のカフェと企業経営のカフェがあり、その内の個人経営1件だけに話を聞いていただけませんでした。あまりにも有名なカフェなので、相手にしていただけなかったようです。
話を聞いてくださったカフェは協力していただけることになりました。

チラシは自分達で折る

掲載が決まったカフェに写真やコメントをいただき、チラシを作りました。裏側は私の鍼灸院の広告です。
印刷前にカフェのイメージが損なわれるような仕上がりでないことを、カフェオーナーに確認していただきました。問題ないと返答をいただいたところで、印刷屋に発注です。

初めてチラシを作ったのは夏でした。枚数は6,000枚。これを折るところまで発注すると、折り代が加算されて印刷代が高くなります。

6,000枚のチラシは、私と友人の女性鍼灸師さんで折りました。

女性鍼灸師の友人には、ときどきいらっしゃる女性鍼灸師希望するお客さんの対応をお願いしていました。他にもお店の会計を全てお任せしており、この友人のおかげで確定申告もこなすことができています。

ポスティングの効果

折り上がったチラシは各カフェに100枚づつ置いていただき、残りの5,000枚を何日かに分けて、私がポスティングしました。

ポスティングした場所は地図にマークし、秋冬春にダブってポスティングしないように管理しました。

この夏の作ったチラシはたった6,000枚ですが、8人のお客さんが新規で来てくださいました。8人全員が継続的に通ってくださり、紹介もしてくださったので、夏のポスティングの苦労は報われたと喜んだことを思い出します。

ポスティングは撒いても反応が無いといった、がっかりするような情報ばかりがネット上にあったので、6,000枚で8件の新規獲得は嬉しかったです。

自分の経験からポスティングは無駄ではないと思います。これからポスティングされようとしている方は、是非頑張ってください。何もしないよりは、やってみたほうが良いといいますが、本当にその通りです。

カフェからは「カフェマップを持ってお店に来てくださるお客さんがいらっしゃいましたよ」と嬉しい報告もありました。
カフェマップがちゃんと機能し、協力いただいたカフェにも貢献できているとわかってホッとしました。

このカフェマップのコピーが、ポスティングしていない隣町のカフェに置かれていたそうで、そのコピーをもって鍼灸院に来られた方もいらっしゃいました。それはカフェマップをポスティングした1年後のことだったので、本当に驚きましたし感動しました。

これまでにもお灸の小冊子を作ったり、簡単なツボ図を作って配布したことがあります。何かを作るのは大変ですが、きちんとしたものは保管していただけるし、コピーされて思いもよらぬところにあったりするので嬉しくなります。

パソコンが苦手でも、最近は手書き原稿を印刷してくれる印刷屋もあります。手書き原稿印刷を検索してみると、1色刷りB5サイズ2,000枚が3,000円以下でありました。探せばもっと安いところもあるはずです。

ものは試しです。まだ一度もポスティングされてないようなら、試してみてはいかがでしょうか。

捨てられないチラシを作る(1)

チラシで宣伝する

Photo by Chris Kristiansen on Unsplash

私はポスティングしたチラシを捨てられないように、チラシに少し工夫を施しました。

チラシについては過去記事の「鍼灸業界における広告規制について&鍼灸業界における広告規制について(2)」の中で、チラシを作ってポスティングしたり、飲食店に置いていただいたことに触れました。

鍼灸業界における広告規制について

鍼灸業界における広告規制にういて(2)

エリートチラシ

あなたの家にチラシがポスティングされていたら、あたはそのチラシをどうしますか。9割以上の人がポスティングされたチラシを、そのままゴミ箱へ捨てるでしょう。マンションの郵便受けの横には、ご丁寧にポスティングされたチラシを捨てるためのゴミ箱が設置されています。その環境でポスティングされたチラシを捨てないほうが不思議です。

捨てられることなく部屋まで持ち帰ってもらえるチラシは、チラシ界のエリートといってもよいでしょう。ここでは、このチラシをエリートチラシと呼びます。

エリートチラシをどう作るか。ここにちょっとした工夫が必要です。エリートチラシの条件に、素晴らしい文章で語られたあなたの治療方法や治療理論は必要ありません。なぜなら説得力のある文章でいかにあなたの治療が素晴らしく、痛みに効くかを説いたところで、それを読んでもらう前に捨てられてしまうのですから。

捨てられないエリートチラシになるか、すぐに捨てられるただのチラシになるのかは、それを手に取った人の目に映った瞬間に決まります。ここで目に映っただけでも、ひとつ関門をクリアしています。毎日大量に投げ込まれるチラシをひとつひとつ見る人も少なく、ほとんどの人は見ることもなく郵便受けの横に備え付けられたゴミ箱へ投げ込みます。一戸建てであれば家の中のゴミ箱へ直行です。

捨てられない工夫

郵便受けから取り出し、ひと目見られた瞬間が勝負の分かれ目です。その瞬間目に飛び込むところにはキャッチコピーが見えるようにデザインされているでしょう。「初回無料」や「腰痛専門」といった、お得感や専門性を謳ったものが多いです。このようなお決まりのキャッチコピーが書かれたチラシを、あなたなら部屋まで持ち帰りますか。

私は鍼灸師でなかった頃でも、そういったチラシは捨てていました。これはあなたにも当てはまり、あなたが来て欲しいと思っているお客さんの殆どに当てはまると思います。

偶然にも腰痛で困っている人にそのようなチラシが届いたとしても、同じようなチラシが毎日届くのですから、その殆どは捨てられるでしょう。

たくさんの同じようなチラシの中で、生き残りを賭けて争う。私はそんな無駄な争いをせずに、選んでもらって部屋まで持ち帰ってもらえるチラシを目指すために工夫が必要だと考えました。

チラシにどんな仕掛けをするか考えるときに、ベースになったのはターゲットとする客層です。私がターゲットにしているのは、次のような条件をクリアする人です。

  • 女性
  • 30代
  • 既婚
  • 子どもあり
  • 専業主婦
  • あるていどお金に余裕がある
  • 自分磨きにお金をかける

すごく簡単ですが、軸はこんな感じです。本当であれば、こどもの年齢や世帯所得なども重要ですが、ここでは簡潔にします。私はこのような女性に施術を受けに来て欲しいと考えていました。

どこにターゲットにぴったりな女性がいるのかと考えながら街を歩いていると、あちらこちらにある素敵なカフェで、ターゲットである女性達がランチやお茶を楽しんでいることに気付きました。ミスタードーナッツのようなチープな店ではなく、女性達が友人を誘って行きたくなるようなカフェです。

昼間のカフェにに居たのはご主人が働いている日中に、友達と子どもを連れ添ってランチやお茶を楽しむことができる程度には経済力のある女性です。

ターゲットとなる女性達が集うカフェでお茶をしながら観察すると、女性達はいろんなカフェでランチやお茶を楽しんでいることがわかりました。カフェでお茶をしながら、他のカフェの話をしているのです。特にここがお気に入りの1件ではないんだなと、そこで気付きました。

このような女性達に、自分の鍼灸院を知ってもらうためにはどうすればいいか。さほど考えずに答えは出ました。いろんなカフェを行き来し、情報を交換するような女性達に私のチラシを手に取ってもらうには、チラシにどういった仕掛けをすればよいか。

私が作ったのは「カフェマップ」でした。

カフェマップ

カフェマップとは街にたくさんあるカフェの中から、特に素敵なカフェだけをまとめた地図です。ただ地図を作ったのではなく、カフェの特徴や営業時間・定休日などの基本情報に写真を1枚添えてまとめました。

ポイントは、カフェマップをカフェに置いていただくことです。女性達が自分の気に入ったカフェに行くと、そこのその街のカフェマップが置いてあるのですから、手に取らないわけがありません。

カフェマップの裏は私の鍼灸院の広告になっていますが、カフェマップを広げて裏返すまでその広告には気付くことはありません。A4サイズで刷られたカフェマップは「カフェマップ」と書かれた部分が一番目立つように折り、カフェマップがメインで鍼灸院の広告がおまけのような扱いです。

これを街中の人気カフェに置いてもらったのです。どのようにカフェに働きかけたのか、結果どうだったのかなどは次回の記事で紹介いたします。