鍼灸師になりたいあなたへ

新灸師になりたいあなたへ

Photo by Evan Kirby on Unsplash

上の画像のように、鍼灸師 年収 といったキーワードで検索したことがはるはずです。

また、鍼灸師 就職といったキーワードでも検索したことがあるはずです。

結果はどうでしたでしょうか。

どちらも鍼灸師になりたいと言えるようなものではなかったと思います。

既存の鍼灸師が、儲からない、食べていけない、就職先がないと散々酷いことをネットに公開しています。

それでも毎年5,000人以上の鍼灸師が鍼灸専門学校へ入学し、同じ年に同じ数だけ新しい鍼灸師が誕生しています。

なぜ鍼灸師になりたい人が後を絶たないのでしょうか。

お手軽医療系免許、鍼灸という摩訶不思議なイメージ、そういったものが相まって今の人気があるのだと思います。

なぜ鍼灸師になりたいのか

鍼灸師になりたいのであれば、なればいいだけの話です。

なにを踏みとどまる必要があるのでしょうか。

就職や収入が不安で踏みとどまっているとすれば、鍼灸師なることよりも、就職すること、十分に安定した収入を得ることのほうが、あなたの中で優先順位が上である証拠です。

だったらもっと他の仕事を選ぶ方がいいかもしれません。

簡単に取れる医療系の免許だから、これを取得しておいて医療系で就職できたらラッキーくらいに考えていると、あなたがネットで検索して出てきたような厳しい現実に直面することになります。

私は食べれているか

こんなことを書いていると「お前は食べていけているのか」と叱れそうですが、食べていけていません。

偉そうなことを書いていますが、鍼灸だけでは食べていけていません。

ですからアルバイトをしています。

このブログに書いてあるように、プライベートな事情により自宅を手放し、それに伴い鍼灸院も閉めることになりました。

自宅兼鍼灸院として再スタートしますが、この先はアルバイトの給与が鍼灸院の売上を大きく上回ることは明白です。

これまでもアルバイトの収入がなければ鍼灸院経営は成り立っていませんでした。

それでも鍼灸院を続けたのは、鍼が上手くなりたいからです。

食べていくことだけが目標というのは、お金だけが目的だと言っているのと同じです。

お金だけが目的であれば、私の場合は何処かに雇われる方がよいでしょう。

私に商売の才覚はありません。

20代の頃に小さな飲食店を出したことがありますが、1年で閉めました。

今、鍼灸院を続けることができているのは、妻と共働きだからです。

子どもがいない事情もメリットとして挙げることができます。

こういった内情を説明すると、

「だからなんとかやれているんだ」

「普通はそうはいかない」

「恵まれている」

などと言われそうですが、決してそうではありません。

子どももなく、妻と共働きだからこそ、鍼灸院を開業し、技術を磨くことを人生の目標としたのです。

もし働き手が私1人で、子どもが2人もいるような家庭であれば、私は迷わず何処かで雇われて給与を得る方を選びます。

それはそれでひとつの人生だっただろうなと、今はそう思います。

人はいずれ死にます。

なにかひとつ、自分の人生で死ぬまで打ち込みたいと思ったものが、治療家として技術を磨くことだったのです。

職業としての鍼灸師ではなく、自分の理想とする治療家に近づくために日々研鑽しています。

そしていつか、治療家1本で食べることができるようになれば、それはそれで嬉しく思います。

純粋に鍼灸師になりたい

儲からなくてもいいから、鍼灸師になって、一生の生業としたいという人もいらっしゃると思います。

そういった方は早くなるほうがいいと思います。

後先考えても仕方ありません。

お金などはアルバイトでもすればなんとでもなります。

私がそうです。

アルバイトでお金を稼ぎ、好きな鍼灸を思う存分楽しむのもいいと思いませんか。

私にとって鍼灸とは、お金のかかる趣味のようなものかもしれません。

妻には趣味では困ると言われますが、その反面、幸せに暮らせているならそれでいいと言ってくれます。

私は脱サラ組みなので、鍼灸師になって年収は激減しましたが、夫婦2人とも今の生活にとても満足しています。

鍼灸師になって稼ぐといった、ガツガツした考えのない人にはいい職業だと思います。

最後に

私に恵まれている部分があるとすれば、私を理解してくれる妻と出会えたことです。