鍼灸院開設届けを出しました

3度目のお祝い

保健所に開設届を提出しました

2018年1月31日

やっと鍼灸院の開設届を保健所へ提出しました。
引っ越しから3ヶ月も経ってしまいました。

早速ですが、今回の開設届け提出についてご紹介します。

まずは提出物の確認から。提出物は次の7点です。

  1. 開設届
  2. 構造設備の概要及び平面図
  3. 周辺地図
  4. はり師免許
  5. きゅう師免許
  6. 車の免許
  7. 履歴書

それぞれの項目について、詳しく説明します。

開設届

これは住居地の市役所ホームページからword形式のものをダウンロードしました。
手で書くよりパソコンで書いた方が早いです。
ダウンロードしたword形式の鍼灸院開設届のサンプルを載せておきます。

Word形式の開設届け
Word形式の開設届け

日付は入れず、印鑑も押さずに持って行きました。
バスの時間(車が壊れたのでバス利用です)が迫っていたので、忘れ物のないようにチェックだけして出かけました。

※wordを持っていない場合は、適当な互換ソフトを使いましょう。

※互換ソフトが使えない、あるいは体裁が崩れて面倒な場合はPDF形式をダウンロードし、プリントしたものへ手書きしましょう。

※パソコンが無い場合は、スマートフォンでPDF形式をダウンロードし、コンビニでプリントして、そこへ手書きしましょう。

※スマートフォンを使う方法が難しいなら、保健所に用紙をもらいにいき、そこへ手書きしましょう。

名称

名称には、去年廃業したのと同じ鍼灸院名を記入しました。

いつもなら、ここで「この鍼灸院名ではちょっと…」などと顔をしかめられるのですが、「これまでずっとこの院名でやってきた」と伝えながら書類を渡したからか、あっさりと受理されました。

本当は1番最初の院名は別のものです。1番最初の院名は鍼灸なんて言葉がひとつも入っていない全てカタカナの院名でした。今の院名(2番目の院名)は鍼灸と入っているので、いたって一般的だと思っています。

しかし2番目の院名で開設届けを提出した保健所(2回目の開設)の担当者は、自分の判断で受理できず、何処かへ電話していました。

そのときと比べれば今回は非常にスムーズです。

開設の場所

開設の場所は、自宅の住所を記入しました。これまではテナントでしが、初めての自宅兼鍼灸院です。これはこれで楽しい気分になれます。

業務の種類
業務の種類は、はりときゅうに丸印を入れました。

開設届の年月日

開設の年月日はいつでもいいのですが、開設前に届けは出せないので、届けを出しに行った日の日付 H29年1月31日 にしておきました。

2月1日以降は1月31日から見て未来になるので、1月31日に提出する場合は2月1日以降を開設の年月日にすることはできません。

開設日にできるのは、届けを出しに行った当日か、その日から遡って10日前までです。

例えば、1月31日に開設届を提出するなら、1月22日~1月31日の間のどこかが開設日でなくてはいけません。

開設日などは適当ですが、保険診療する人はこのあたりはちゃんとした方がいいと思うので、私のように適当にはしないようにしてください。後で請求できなくなったりすれば困りますからね。

開設者

開設者のところへは、私の名前と住所を記入しました。

業務に従事する施術者

業務に従事する施術者のところには、時々手伝って頂いている、友人の女性鍼灸師の名前と住所を入れていました。
私の名前と住所 は開設者の欄に記入していたので、要らないと思ったのです。
これは間違いでした。
鍼灸院開設届を書くのは3度目ですが、すっかり忘れていました。
開設者とは別に、業務に従事する施術者のところへも私の名前と住所が必要でした。
指摘されて、その場で書き加えました。

構造設備の概要及び平面図

構造設備の概要及び平面図は様式に書かれているように、別紙で提出しました。

これも実際に提出したものを、サンプルとして紹介します。
これは実際の自宅を採寸してパソコンで作ったものです。

平面図
平面図

ここで注意して欲しいのは、ベッドが書き込まれていないことです。
これも忘れていました。
保健所の担当者にベッドをどこに、どの様に置くか書き足してくださいといわれました。
言われた通りにボールペンでさらっと書き足しました。

東側と南側に窓かあるので、解放面積も採光もまったく問題がありません。
窓は全体を解放することができないので(スライドさせて開く一般的な窓だから)、窓全体面積の半分を開放できる面積として提出し、受理されました。

待合室は廊下だけを待合室として申請し、玄関は含めないとしました。
もし廊下の面積だけでは足らない場合、玄関も含めることができると思います。玄関を待合室にできるかどうかは、厳密に法律によって定められていないので主張することが大切です。
私の場合は廊下だけで3.3㎡をクリアするので、玄関は含めませんでした。

消毒液の設置場所などは記入しません。実際に保健所の担当者が自宅チェックしに来た時に、消毒液を置いておけば大丈夫です。
もちろん書き足すように指摘されたら、その場で適当に書き足します。

今回、この間取りで保健所が問題としたのは1点だけです。

なんだと思いますか?

ちょっとだけ考えてみてください。

考えましたか?

では、答えです。
(考えた人なんていないだろうな)

洗面所です。

お客さんが手を洗わなくてはいけないとなった時、トイレではないところで手を洗える必要があると言うのです。
住人の動線にお客さんが入ることは想定していませんでしたが、しかたないので台所や洗面所を鍼灸院と共有するということにしました。

図の左下にある、扉の記載を省いている部分が、洗面所や風呂場です。ここは採寸もせず、設備の配置も書いていません。保健所にはここが洗面所ですと説明だけしました。

保健所側はそれで問題ないというので、洗面所問題は解決です。
台所がダメだといわれたら、外だと言おうと思っていました。
庭には散水栓があるので、後付けでなんとかなります。

周辺地図

これは保健所の担当者が現地をチェックしに来る際に利用するものです。
ですからgoogle mapを利用して、縮尺の違う周辺地図を2つ作って提出しました。
細々としたことは書かずに、保健所の担当者と口頭で道順や目印について打ち合わせました。

はり師/きゅう師免許

原本を持って行きました。
コピーではなく、必ず原本が必要です。
原本を提出した上で、コピーを渡すのですが、私はコピーを用意しませんでした。
忘れていたのではなく、コピーは保健所で取ってもらうつもりでした。
2件目を開業するときには、保健所にコピー代を取られましたが、今回は無料でした。
コピー代ひとつにしても、保健所によって対応は違います。

車の免許

これは何年か前から始まった、写真付きの身分を証明できるものを使って、本人確認をするという制度に基づくものです。
これもコピーを取られます。

本人確認の書類は、従事する施術者全員分が必要です。私は自分の自動車免許を持っているので、それを提出すれば問題ありません。
しかし一緒に登録する、友人の女性鍼灸師さんの自動車免許を預かってはいませんし、そんなもの預かるわけにもいきません。
こういった場合は、自動車免許のコピーを女性鍼灸師さんにもらいます。
そこに私が「本人に相違ありません」、と一筆書けば大丈夫です。
実は、今回はコピーももらっていません。
これは最初からわかっていたことですが、そういった書類は後でもいいだろうと考えていました。
思った通り女性鍼灸師さんの分は、保健所の担当者が自宅をチェックするにまでに用意すれば良いということになりました。

保健所によっては、本人に保健所まで来るように促すことがありますが、「忙しいのでできない」と主張しましょう。私はそう主張することで、「じゃああなたの責任で、ここへ本人に相違ない」と書いてくれといわれて、そうしたことがあります。

なんでも保健所のいいなりでは大変面倒臭いことも多いです。

もし免許のコピーが間に合わないときは、横線一本いれて削除します。その後、書類がそろってから登録すればよいのです。

履歴書

最後は履歴書です。

これは一般的な履歴書の書き方ではなく、履歴は鍼灸専門学校卒業からで十分です。

取得免許の欄には、はり師・きゅう師の取得年度を書くだけで、他に余計なものは一切書きません。

履歴書もword形式のものがネット上にあるので、適当なものをダウンロードして、それにパソコンで書き込んでいきましょう。

女性鍼灸師さんにも同じようにwordで記入してもらい、それをメールでもらって私がプリントして提出する予定です。

これも例を挙げておきます。

履歴書(JIS規格)
履歴書(JIS規格)
履歴書(JIS規格)
履歴書(JIS規格)

3度目の鍼灸院開業

3度目のお祝い
Photo by Annie Spratt on Unsplash

これで3度目の鍼灸院開設が完了です。

実際は保健所の担当者が現地をチェックしますが、平面図を見せた時点で問題がなければ大丈夫です。

保健所に自宅に来ていただく日時を打ち合わせるのですが、しばらく忙しいので2週間ほど後の、2月16日 金曜日 にしました。

書類さえ提出してしまえば、現地のチェックはいつでもいいので、都合の良い日時を伝えましょう。

保険診療をされる人や、鍼灸の協会などに登録される人は、開設届けの控えをもらっておくことを忘れないようにしてください。

後からももらえますが、わざわざ保健所に出向くのは面倒くさいですからね。

鍼灸院を続けるという選択

繰り返される鍼灸院移転

Photo by Hello I’m Nik on Unsplash

始めて開業したのは、4年前。そこで3年間営業し、他の街へ移転しました。

始めて開業した街から2番目に開業した今の(2017年10月現在)鍼灸院まで20km離れています。それでも多くのお客さんに通い続けていただき、本当に嬉しかったです。

そして今回決まった、3度目の開業の街までは今の鍼灸院から40km離れています。

鍼灸院は荷物がないから移転が楽だと言われますが、まさか5年ほどの間に2度も移転するとは思ってもみませんでした。

やむを得ない引越し

3度目の開業をすることになったのは、自宅の引越しが発端です。自発的な引越しではなく、強制的なものだと思ってください。

引越ししたとしても、これまで通りテナントへ通勤すればいいのではと思われるかもしれません。ところがそうはいかないような事情があるのです。

事情、事情といっていますが、ようするに「お金」の問題です。どういった問題かは書けませんが、テナントを借りて鍼灸院を経営できるような経済状況ではなくなりました。

私達夫婦は突然そのような状況に追い込まれたのです。この秋には自宅を引き払って、新しく住むところを決めて引っ越さなくてはいけません。

 選択肢は2つ

引越ししても、妻はこれまで通り今の勤めを続けます。

テナントを解約しなくてはいけない私の選択肢は2つ。

  1. 鍼灸院経営をやめて何処かで勤める
  2. 自宅で鍼灸院を続ける

新しくテナントを借りる資金力の無い状態では、この2つの選択肢しかありません。

何度となく妻と話し合い、2番の「自宅で鍼灸院を続ける」を軸に、「アルバイトで安定収入を得る」という結論に至りました。

全くの新天地で資金もなく、いちから鍼灸院を始めるわけです。当然最初はお客さんも来ないので、私には収入がありません。よって、アルバイトで安定した収入を確保する必要があります。

鍼灸院での収入が安定して家計を賄えるようになるまで、アルバイトを中心に働くという方法を選びました。

この結論に至るまでイライラもしましたし、落胆もしました。やや自暴自棄にもなりかけました。

しかし妻の理解もあり、アルバイトをしながらでも好きなことを続ける道が見つかりました。

そうと決まれば住むところを探さなくてはいけません。住むだけではなく、鍼灸院としても利用するので、そのあたりも考慮しての物件選びとなれば難航するのは必至です。

こういった経緯を経て、私達は9月(2017年)の中旬より物件探しを開始しました。物件を探すにあたって、店舗(鍼灸院)であることに重点を置くのか、生活の中心である住居であることに重点を置くのかをじっくり考えました。そのあたりのことを「住居or鍼灸院 どちらに比重を置くか」という記事にしました。興味のある方は読んでみてください。

3度目の鍼灸院開業

鍼灸院を開業する方へ

Photo by Annie Spratt on Unsplash

私は鍼灸師です。自宅を引き払い、今の鍼灸院も閉院することになりました。

そしてこの秋、3度目の開業をする予定です。

鍼灸院を開業しようなんて人は多くないと思います。鍼灸整骨院なら多くの人が開業を目指していらっしゃるのではないでしょうか。

鍼灸院を開業する人なんて、ほんの僅か。そのほんの僅かな人に向けて、少しでもお役に立てればと思う気持ちでこのブログを書くことにしました。

2度の鍼灸院移転

はじめての開業は小さな町のバス通りに、8坪のテナントを借りました。

1階路面で家賃は10万円でしたが、8万円まで安くしていただけました。家賃は交渉できないと思っている方もいらっしゃいますが、交渉できるので必ず交渉してください。

数年後に高層ビルが立ち並ぶ、都会と呼ばれるような街へ移転しました。これが1度目の移転です。

都会では1階路面のテナントなんて、夢のまた夢といった家賃です。そこで、1階はカフェや洋服屋といった小さなビルの5階のテナントを借りました。

家賃は共益費込みで75,000円です。同じビルの1階は38万円です。広さもあるので高いのは当然ですが、とても借りることはできません。

そして今年、諸事情により自宅を引っ越すことになりました。自宅の引っ越しに伴い、再び鍼灸院を移転させることになりました。これが2度目の移転です。

今回はすっかり資金が無くなり、3店舗目を借りることができません。そこで、これまでとは違う方法で開業することになりました。

3店舗目がこれまでと違うのは、テナントを借りるのではなく、自宅で開業することです。これしか方法がありませんでした。

3件目を開業させる経営上手な鍼灸師は少ないですが、3度開業する鍼灸師も少ないと思います。

テナントを2件借りた後、今度は住居兼鍼灸院です。これもせっかくの経験ですから、これまでのことや、これからのことを書いていきます。

なぜ2度の移転と3度目の開業に至ったのか、そのあたりのことは「鍼灸院を続けるという選択」のなかで簡単に説明しております。興味のあるかたは読んでみてください。

鍼灸院を続けるという選択