2018年1月売上公開

売上0円

 2018年1月の売上は0円でした。

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1月31日は月に1度の出張日でした。

いつものように車に荷物を積み込んで、いざ出張所へ出発!

自宅を出発して15秒ほどしたころでしょうか、

事故を起こしてしまいました

自動車同士の事故ですが、幸いケガ人はいません。事故の話などはつまらないので詳しくは書きませんが、出張には行けなくなりました。

だから、1月の売上は0円です。

本来であれば、予約が2件だったので、7,500円×2で15,000円の売上を見込んでいました。

がっかりです。

車は壊れ、修理するお金はありません。

いくらかは保険で賄えますが、過失があるのでうまくいっても修理代の内、60%程度が保険で支払われるだけだと思います。残りの40%は自腹です。車両保険でも入っていればそれも保険で支払うことができますが、私は入っていません。10年近く乗っている車だし、万が一のときは廃車かなと思っていたからです。

そういったわけで、当面は出張はできません。

朝イチに事故をして、昼くらいには事故にかかわる用事は終了しました。

思いがけず時間ができてしまいました。これを読んでいる皆さんは私のことをどう思っていらっしゃるか存じ上げませんが、普段はアルバイトと家のことで忙しいのです。こんな不意にできた時間を利用しない手はありません。

ですから、保健所に鍼灸院の開設届けを提出しにいくことにしました。

車が壊れたのでバスと電車を乗り継いで行きます。歩くと1時間以上かかるうえに、自転車も修理中という間の悪さ。

大急ぎで書類をそろえて保健所に向かうことにしました。

実は以前の鍼灸院に来られていたお客案の内、新しく開業されたら教えてくださいと言ってくださっていた方に「2月から土日祝日限定で自宅診療はじめます」連絡していました。開業の連絡をしたところ、直ぐに3名の方が予約をくださいました。車で1時間半、高速道路を使っても50分近くかかる道のりを来てくださいます。

2月から本格的に復活を果たそうと思っていた矢先の事故で、ちょっと心が落ち込みましたが、これも節分前の厄払いだと自分に言い聞かせて提出書類作成を急いで行いました。

開設届けについては、書くことがたくさんあるので別の記事にまとめます。

開設届けの記事ではパソコンを使った書類作成のことや、保健所とのやり取りを紹介します。鍼灸院の平面図も実際に使用したものを公開するなどして、なるべく具体的に紹介できるような内容にします。もうしばらくお待ちください。

鍼灸専門学校に入学したらすること

鍼灸専門学校卒業後:私の場合

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鍼灸師の免許を取った私はとくに職のあてもなく、鍼灸専門学校にあった求人に申し込むか、適当に鍼灸院へ問い合わせたりするしかありませんでした。

そんなふうにふらふらしているところにいい話が迷い込んできて、上手い具合に仕事にありつけたのです。

就職はしたのですが、そこには私に鍼を教えてくれるような人がおらず、いらっしゃったのは1年先に入っていた先輩が1人だけです。

先輩も卒業して1年目なので、経験が豊富とは言えません。歳は私より一回り以上若い方です。

雇い主には提携している病院のドクターから同意書取って、ある程度の売り上げを確保してくれればそれでいいと言われました。

福祉(鍼灸)業界の闇

老人施設と提携したドクターが同意書を出してくださるので、そういった施設で鍼をしてお金をいただいていました。

個人で鍼灸院を経営し、医師の同意書を得るのは難しいですが、提携(悪く言えばグルになって)しているドクターがいれば簡単です。

私はこのような業界の体質に馴染めず、自分で鍼灸院を開業するまでの繋ぎと割り切って働きました。

開業するまでに鍼の技術を磨かなくてはいけませんが、先に述べたように就職先には院長クラスの先生がいませんでした。

鍼灸勉強会の必要性

就職先にはお手本になるような先生がいませんでしたが、問題にはなりません。鍼のことは月に一度の勉強会に参加して学んでいました。

勉強会へは鍼灸学校に入学してまもなく入会し、今でも続けています。この勉強会なくして今の私はありません。

鍼灸専門学校では鍼灸国家試験に合格するための知識は教えていただけますが、臨床に使えるような技術は教えてくれません。卒業後に鍼灸専門学校の教員になる方法なら教えていただけます。

これらは鍼灸業界でよく言われることなので、私は早々に鍼灸の勉強会へ入会することにしました。

治せるかどうかは自分次第

勉強会といっても、様々な会があります。純粋な勉強会(研究会)もあれば、ひとつの流派である場合もあります。

鍼灸業界にはたくさんの流派があり、それぞれの流派が「我々が正しい」「我々が1番」と謳っています。とは言っても、基礎は東洋医学なので何処でも同じようなものです。

大切なのは勉強会や流派を見極めることでなく、あなたがそこで学んだことを臨床で活かせるかどうかです。

臨床で結果が出ない時に、学んだ理論が間違えているのではないかと疑心暗鬼にならず、自分の技術が未熟なのだと知ってください。

鍼灸専門学校へ入学される方へ

今年鍼灸専門学校へ入学される皆さん。

是非いろんな勉強会へ参加してみてください。学生の頃は一般よりも安く参加できます。なるべくたくさんの勉強会に参加し、自分に合うと思った会に入会することをお勧めします。

卒業後の進路については、鍼灸専門学校の先生の言っていることなど大した役には立ちません。これからの時代には、これからの時代に沿った働き方があります。

今の日本では、働き方を自由に選べるようになってきました。
「芸は身を助ける」といいます。

鍼の技術も一芸に秀でれば、ちょっとした副収入くらいにはなります。型にはまらない、自由な働き方を模索してください。

鍼灸院のリピート率

鍼灸院のリピート率

お試しコースはリピート率低め

ここでいうリピート率は、初診のお客さんの次回予約のことです。

次回予約が取れなくて苦労している鍼灸師が多いと、経営コンサルティングの方に聞いたことがあります。

幸い私は次回予約が取れないといったことで困った経験はありません。他の記事でも書いているように、最初に治療プランを提示し、ほとんどのお客さんがそのプラン通りに来てくださいます。

ここ数年でプラン通りに来られなかったお客さんについて、記憶がありません。2回目を受けることのないお客さんに多いのは、お試しコースで私の施術を体験したいと来られた方のみです。

本治療はリピート率100%

本治療の予約をくださったお客さんのリピート率は100%と言っても間違いないです。今後は分かりませんが、これまでは100%でした。ただ、この100%のリピート率は初診のお客さんのリピート率です。ずっと100%のリピート率だとお客さんが溢れて、ご新規さんお断りの鍼灸院になってしまいます。

お客さんは症状が改善されると来なくなるので、それはリピート率の計算には含みません。中にはメンテナンスということで、定期的に通ってくださるかたもいらっしゃいますが、ほとんどの方は症状が改善されれば来なくなります。来なくなるというのは、次回予約をせずに帰る時がくるということです。

必ず次回の予約を頂く方法

どなたにでも使える方法か分かりませんが、私なりの方法を簡潔に説明させていただきます。

  1. 問診票を書いていただく
  2. 問診をする
  3. 症状を分析し、原因を説明する
  4. 原因の解決案を示す
  5. 症状改善までの治療プランを提示する

ここでポイントなのは5で症状改善までの治療プランを提示していることです。最初に1ヶ月の間、この位の間隔で来院してくださいねと提示します。

お客さんは、治るのにどのくらいかかるかを気にされます。これには、期間とお金の両方の意味があります。期間が長ければそれだけお金もかかりますし、そもそも治るのかどうかも分からないようでは不安が募るばかりです。

当然ですが、絶対に治りますなどとは言えません。それでも治療プランを提示しないとお客さんの不安を取り除くことができず、今後のリピートどころか次回予約も危ういです。

そこで私は5回で必ず結果を出すとお約束します。5回といった回数を私のプラン通りに来てくだされば、初診の時よりは症状を改善させることはできると説明するのです。

少しズルいやり方かもしれませんが、「お客さんが希望する完全な治癒には程遠いかもしれません、しかし必ず状態は良くなります」と言い切ります。そうすることで、私の場合はほぼ確実に次回予約はいただけます。

これより2018年1月20日:追記

これは手に負えないと思ったら、お試しコースを勧めて、再診の無いように仕向けます。ときにはそういったこともあります。

私はこれまで難病のお客さんや、癌を患っているお客さんを診させていただきました。残念ながら亡くなったお客さんもいらっしゃれば、元気にしていらっしゃるお客さんもいます。

亡くなられたお客さんのご家族にお礼を言われることはあっても、訴えられたことは一度もありません。

手に負えないというのは病状の重篤度を言っているのではありません。

そのお客さんから信頼を得て、仲良く二人三脚で病に立ち向かえるかどうかを言っています。

お金は払うから治してくれ、今よりも良くしてくれというスタンスで来られると、二度と来ないように仕向けます。

私はそんな人間と付き合いを持つほど暇でもお人よしでもありません。

偉そうなことを言っていると思われるかもしれませんが、慈善事業ではなく商売ですから、そういった判断も必要です。

━━追記ここまで━━

お客さんが良くなったと実感されない場合

必ず状態が良くなると言い切って、全く状態が良くならないなんてことが起きればどうするのか。ほとんどの鍼灸師の先生方が不安になるところだと思います。

そのような心配は無用です。5回も提案通りに通ってくだされば、まず間違いなく症状は改善します。

問題は稀に改善したことを実感されない客さんがいらっしゃるので、そういった場合にどのように対処するかです。

私が診させていただくと間違いなく良くなっていると言える場合でも、お客さんに実感がないのですから、良くなったことにはなりません。

そのような時は「良くなってきているので、このまま続けましょう」と言います。

それでいいのかと思われるかもしれませんが、それでいいのです。実際に良くなっているのですから、これからも同じように施術を受けてくだされば、お客さんにも実感していただけるだけの効果が現れるかもしれません。

自分で診ても状態が良くなっていない場合

お客さんも良くなったと実感がなく、自分で診ても良くなったと思えないような状況になればどうするのか。

考えただけでも恐ろしくなるような状況です。5回で必ず今よりは良くなりますと言い切って、こちらの提示したプラン通りに通ってくださったにも関わらず改善がないなんて最悪です。

しかしそういったこともあります。そういったときは正直に計画通りに良くなっていないことを説明します。

そんなの詐欺じゃないのかと思われるかもしれませんが、そんなことで訴えられたことはありません。これが詐欺なら治りもしない薬を出し続ける医者だって詐欺です。

患者に良くなっている実感が無くても、医者は検査結果を見せて、良くなっていると患者に言い聞かせます。薬が効かなくても、医者に続けましょうと言われれば続けるのが患者です。治らなくても泣き寝入りです。

これは患者が医者に屈してる構図だと考えます。私とお客さんの間にはこのような力関係はありません。あるとすれば信頼関係です。

詐欺だと訴えられないためにも、5回通ってくださるうちにしっかりと信頼関係を築くことができるかどうかが大切です。

この信頼関係がリピート率だけでなく、今後ご友人を紹介してくださるかどうかの分かれ目でもあるのです。

効果がないと言っても、5回も通ってくださるのです。少なくとも嫌われていることはありません。気に入らなければ電話で次回予約のキャンセルが入ります。そうならなかったのなら、誠意をもって状況を説明し、治療を続けていただけるよう説得します。これは鍼灸院経営に限らず、どのような職種でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

誠意をもって説明して、それでも予約がいただけなければ、その経験を次に活かせばいいだけのことです。

まとめ

今回は長文となりましたが最後まで読んでいただいてありがとうございます。私の予約獲得方法について、自論を述べさせていただきました。

最終的にはお客さんとの信頼関係につきると思います。正直言って、腕が良くなくてもトークが上手ければリピート率は上がります。

私の周りにいらっしゃる鍼灸師の先生方を見ていても、リピート率は腕の良さよりも話術です。

私のお客さんの中に営業職でバリバリやっている方がいらっしゃって、その方に「リピート率は良いけれど、新規顧客を獲得するのが下手なので経営が上手くいかない」と核心をつかれたことがあります。

その通りです。リピート率は自信がありますが、私は新規顧客の獲得方法を学ばなければいけません。

3度目の鍼灸院を開業させて、この土地にあった宣伝方法を模索し、その結果をこのブログで公開してまいりますので、興味のあるかたは楽しみにお待ちください。

鍼灸院の客層

ターゲットを絞る

ターゲットの性別は女性のみ

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女性向けと割り切って営業しているので、お客さんは女性ばかりですといった話を以前に書いたことがあります。そこで、お客さんの男女の割合を調べてみました。

テナントを借りて営業していた頃の記録を元に計算したのですが、来なくなって久しい人は除きました。定期的通ってくださっている方のみを対象に計算したところ、結果は次の通りです。

女性99.6%
男性0.4%

基本的に女性は女性を紹介して下さいます。

稀に来られる男性は、女性のお客さんのご主人であることが多いです。

数少ない男性客は、長く通われません。通っていただければ、ここまで極端な比率にならないと思います。

この1年に限っては、ご新規さんは100%女性で100%ご紹介です。

ここまで男女比が偏るのは、ターゲットを女性に絞ってるからです。

男性のお客さんには一切興味はありません。売り上げが悪いのに何を言っているんだと、そんな罵声が聞こえてきそうですね。
来るなと言っているのではなく、ましてや追い返すわけではありません。
(来ないように仕向けることはありましたが)

ターゲットを絞る意味

なぜターゲットを女性に絞っているのかといえば、男性はじっくりと治療に取り組む努力を怠る傾向にあるからです。

逆に言えば、じっくりと治療に取り組んでいる方は通って下さいます。

こちらは治療プランを立てて提案をしているのにも関わらず、それに従っていただけないようなら良くなるものも良くなりません。

そんなことで「治らない」などと苦言を言われるのは嫌なものです。

女性は最初にプランを提示すれば、ほとんどの方がそのプラン通りに通って下さいます。

これは治療理念の面でもマッチしていて、ありがたいのですが、ここで強調したいのは売り上げの予測が立てやすくなるということです。

Photo by NeONBRAND on Unsplash

売り上げの予測が立てやすいというのは、経営をする上でとても助かることです。

家賃を筆頭に様々な支払い期日が迫ってくる月末、支払いの目処か立つというのは精神衛生上とても良いことです。

私の場合はご新規さんがお1人来られると、1ヶ月の売り上げが30,000円プラスされる計算です。

6,000円×5回=30,000円

1ヶ月に5回来るプランを最初に提案するので、ほぼ売り上げは確定します。

来院サイクルもこちらから提案するため、他のお客さんのサイクルと上手く組み合わせて、無駄のない全体スケジュールを組むことができます。(完全予約制営業)

そのようにして組まれた全体スケジュールには、意図的に作られたお客さんが1人もいらっしゃらない日があり、その日はアルバイトをします。

私はこのようにして鍼灸院とアルバイトを両立させていました。丸1日アルバイトする日もあれば、半日をアルバイトのために空けることもありました。

ターゲットを絞るメリット

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最初から女性だけをターゲットにすると決めて営業を始めましたが、ここまで極端に男女比が偏るとは私も思ってはいませんでした。

鍼灸院を移転させて、新しい自宅兼鍼灸院はまだ営業を開始できていませんが、ここでもターゲットは女性のみとします。そのほうがチラシの内容や、ホームページのデザインを決めやすいのです。

性別だけでなく年齢も35歳とピンポイントで決めることで、キャチコピーも決めやすくなります。

もちろん35歳女性と決めて作ったチラシで、ぴったり35歳女性だけが来るわけではなく、年齢は幅広い範囲で来られます。

しかし男性が来ることはほとんどありません。男性向けのチラシやホームページではないからです。

限られた時間と予算の中で、確実に広告の効果を得るにはターゲットは絞ったほうが良いです。

男性にも来て欲しい場合、もうひとつ別に男性向けホームページを作る必要があると思います。

そんな馬鹿なと思われるかもしれませんが、あなたが男性だとした場合、明らかに女性向けに作られたホームページを見て、行ってみようと思われますか。

また、明らかに女性向けに作られたチラシを持ってその店に行こうと思いますか。

細かくターゲットを決めることのできない鍼灸師の先生方は、まずは男性をターゲットにするか、女性をターゲットするか決めるところから始めてみませんか。

鍼灸業界における広告規制について(2)

チラシ以外の広告手法

Photo by Scott Webb on Unsplash20171213

前回の記事で鍼灸院をとりまく広告規制について書きました。
そこでは規制を気にせず、社会通念上ゆるされると思われる範囲で広告(チラシ)を作って宣伝した経緯と結果について紹介しました。
今回は広告規制の影響を受けたケースを紹介します。
前回の記事を参照していただければ、私がどのような内容でチラシを作ったのかがわかります。

鍼灸業界における広告規制について

このチラシと同じような内容で、クーポンサイトへ広告を出そうと思い、クーポンサイトの担当者に話を聞きました。

クーポンサイトとは

ここでクーポンについて簡単に説明します。
クーポン系で有名なのはホットペッパーという、フリーペーパーです。これは紙媒体ですから、駅やコンビニに置いています。
街によっては無いかもしれませんが、ホットペッパーのような大手でなく、ローカルフリーペーパーがあるのではないでしょうか。

街によっては無いと書いたのは、このフリーペーパーは街単位で発行されているからです。
その街にあるお店の、お得なクーポンを1冊にまとめたものだと思ってください。
こそには通常8,000円が2,980円などと、大幅割引クーポンが掲載されており、お客さんはそれをもってお店に行って割引を受けるといったシステムです。

美容院に行く際、毎回店を替えてクーポンを利用する女性も少なくありません。

毎回店を変えるのは、この大幅割引を受けることができるのは、初回限定に限ると縛りがあることが多いからです。
それではお店側は大損ではないかと思われるかもしれません。ところがそうではなく、お客さんが来ないよりは来ていただいた方が良いのです。
もしかするとリピートしてくれるお客さんがいらっしゃるかもしれません。店舗は新規顧客獲得のために、大幅割引を目玉したクーポンを、自分の商圏で配布されているクーポン誌に掲載するというわけです。

大手は値段も大きい

大手フリーペーパーの場合、その費用も高くなります。
知り合いの美容院で聞いたところ、毎月100万円の経費を広告に割いてる美容院があります。毎月100万円を広告に割いていますから、その100万円は毎月回収できているはずです。
費用の回収について聞いてみたところ、100万円かけたら売り上げが200万円伸びるそうです。確かに100万円は安くはないけれど、売り上げが200万円伸びるから広告に100万円かけるという話でした。
100万円かけて200万円売上が伸びるなら、200万円かければ売り上げは400万円伸びるとかいえば、それは違います。お店の規模もあり、ひとつのお店が売り上げる金額には限界があります。
それをクリアするには2店舗目を出店するなどして、お店を広げるしかありません。

クーポンサイトは財布に優しい

私が広告を出そうとした媒体はホットペッパーのような紙媒体ではなく、インターネット上のクーポンサイトです。クーポンをスマートフォンに表示させて、それをお店で見せるのでなく、商品としてクーポンを販売します。

例えば施術1回6,000円を3,000円で販売します。お客さんはカードなどで決済し、3,000円はクーポンサイト会社に入ります。その3,000円をクーポンサイト会社と私で半分づつ分け合います。

そのため広告掲載代として100万円先払いということはなく、クーポンが売れた分だけを売上金から支払うので、広告費用を抑えることができます。分ける割合や、細かな仕組みはクーポンサイト会社によって違います。

クーポンサイトをどう選ぶ

クーポンサイトはたくさんあり、その中で2社に絞りました。どのようにして絞ったのかというと、私のお客さんに聞いたのです。
クーポンサイトにも客層というものがあります。見当違いのクーポンサイトに広告しても仕方ないので、実際に私の鍼灸院に通っている女性にリサーチして2社のクーポンサイトに絞りました。

クーポンサイトの立場

早速クーポンサイトの担当者へメールで問い合わせましたが、ここで予想外の返事をいただきました。
その返事には「医療は広告規制があるので、社内規定に基づいて掲載はできません」と書いてありました。
鍼灸は医療ではありませんが、広告規制があるのは事実です。無免許タイプのマッサージであれば可能なようですが、鍼灸院というとがよろしくないという返答でした。
これには驚きましたが、広告業界も当局から指導を受ける可能性があり、医療系の掲載は見送っているそうです。実際に注意を受けた企業があるという話をしてくださいました。
そのような経緯があって、クーポンサイトへの広告掲載は中止となりました。

妥協案

クーポンサイトは鍼灸をとりまく広告規制の影響で、掲載を断念することになりました。
しかし電話で何度か相談を受けてくださった担当者さんが、エキテンであればとりあえず無料で利用できるからと提案してくださいました。手応えがあれば有料版にグレードアップできるなど、他社でありながら詳しく教えていただきました。

エキテンは店舗の最寄り駅をキーワードに店舗を紹介するシステムです。
私はエキテンの利用を開始しましたが、手応えを感じる前に移転となった次第です。
これを読んでくださっている方々(ありがとうございます)も広告宣伝は頭を抱えるところだと思いますが、エキテンを利用されていなければ、とりあえず登録してみてはいかがでしょうか。

鍼灸出張料金について

鍼灸出張料金について

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出張所での鍼灸施術料金

出張には出張所を開設するケースと、ご自宅に伺うケースの2通りがあります。
病院への出張はご自宅に出張する場合と同じ料金となります。
出張所開設について、詳しくは過去記事をご覧ください。

鍼灸出張所を開設する

出張料金について、出張所(スクール・カフェ・サロンなど)の場合は通常の施術料金に場所代を加算します。
平均すると8,000円までに収まります。
私の鍼灸院まで来てくだされば6,000円ですが、ご自宅の近くや、いつも通っている先で施術を受けれる場合、多くの人にとって8,000円は高くありません。
ご自宅であれば12,000円からですので、比較すればお得感さえあります。

場所代について

場所代は施術料金の20%を目安にしています。
私の基本施術料金が6,000円なので、場所代として支払う20%をそこに上乗せします。

6,000円 × 120% = 7,200円

場所をお借りするからには、貸してくださる方に少しでも多く場所代をお支払いし、お互いがメリットのある状態が理想です。
そこで、この7,200円に300円を加算し、出張時の鍼灸施術料金は7,500円を基本としています。
7,500円のうち、1,500円は場所代としてお支払いします。
私は出張でありながら、通常の6,000円だけが売り上げです。
このような出張先には、私に次の3つのメリットがあります。

1.ひとつの場所へ出張するだけで、そこへお客さんが集まってくださる。
(自宅への出張のように、家から家へ移動する手間が省けます)

2.私のターゲットとするお客さんを効率よく紹介していただける。
(出張先の既存のお客さんを紹介していただける)

3.本来なら通っていただけない地域の方を顧客にできる。そこからの紹介もある。

上記メリットの中でも1番の、そこにお客さんが来てくださるのが非常にありがたいです。

ご自宅での出張施術料金

ご自宅の料金は鍼灸院から車で1時間以内までの距離を基本とし、それ以上遠い場合は30分につき3,000円加算します。
ご自宅でも、ご夫婦がお2人とも施術を受けてくださる場合は、お1人12,000円をお1人10,000円にさせていただくなど、ケースバイケースで料金は変更しています。

自宅への出張施術料金が出張所での料金に比べて高めなのは、車で1時間かけて出張し、6,000円をいただくだけでは赤字になるからです。

往復の2時間と施術時間の1時間で、最低でも3時間拘束されることになります。
出張の準備を加味すれば、1時間当たりの単価は2,000円を下回ります。
ガソリン代も必要です。
ご自宅での施術は神経をつかい、
往復の車の運転も労働ですから、これでは採算がとれません。
そこで、基本料金を12,000円とさせていただき、ご自宅までの距離によっては値引きさせていただいてます。

遠方への出張施術料金

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非常に遠いところへ出張する場合は、1日幾らといった料金になります。
そういった場所は、上限があるものの、1日に複数回施術させていただきます。
事例で言えば、飛行機を利用した一泊2日で、2日間何度でも施術するお約束で1日6万円いただきました。
この場合、宿泊費や交通費は別途ちょうだいいたします。

1日6万円×2日間=12万円(施術料金)
12万円(施術料金)+交通費

こういった出張依頼は流石にまれな例であり、これまでの4年間で2回しかありません。
このように遠方への出張事例があると、もし同じような依頼があったときに直ぐに対応できます。

出張施術とひとことでいっても、様々なケースがあります。
どのような依頼であっても直ぐに応えれるよう、基本となる料金は先に決めておくことをおすすめします。

料金を聞かれて、その返答に詰まるようでは、これまでそういった経験が無いと思われ、場合によっては信頼度が下がり、お客さんを不安にさせることもあります。

営業の仕事をされた経験などあれば、とっさに金額も出てくるでしょうけど、不慣れなである人ほど準備はしておくべきです。
少し多めに設定して、お客さんの様子を見ながら値引きするなどすれば良いと思います。

鍼灸出張所を開設する

鍼灸院出張所を開設する

以前の記事のなかで、私はご自宅へ出張するよりも、何処か場所をお借りして、出張所を開設するスタイルが多いと書きました。

今回は、こういった出張スタイルについて、少し詳しく紹介いたします。

私が出張所を開設する所は、ダンススクール、カフェ、アロマセラピーサロンなど、もともとそこにお客さんが定着しているような所です。
そうすることで、そこのお客さんが私のお客さんにもなってくださいます。
そういったお客さんは、あたかもそこのサービスの1つのように私の施術を受け入れてくださいます。
これはもともと私のターゲットとするところが、30代の女性と決めていたことが功を奏したと思います。

ターゲットとする女性像

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以前にも書きましたが、とりあえず鍼を刺して痛みを取るだけといった、対症療法的な鍼に興味はありません。
私の主なターゲットは、子育て真っ最中のお母さん、あるいはバリバリ働くキャリアウーマンです。

主にターゲットとしている女性像を、大きく2つに分けることができます。

先述した女性達の中で、くたくたになりながらも女性として自分を磨き上げることに余念のない女性が主なターゲットの1つです。

2つめは、西洋医学での治療だけではなく、他の治療法を探していらっしゃる女性や、西洋医学的には問題ないとされながら辛い思いをされている女性です。

表面的には綺麗でも、内側でトラブルを抱えている女性は珍しくありません。
普通、男性の私にそういった相談はしにくいと思います。
しかし、自分が普段通っているスクール、カフェやサロンという場所で、そこのオーナーとも顔見知りであれば少しは安心されるようです。
皆さんいろんなお悩みを打ち明けてくださいます。
そういったお話をじっくりお聞きして、治療プランを立てるのが私のスタイルです。

鍼灸出張所を開拓する

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どのように出張所を開拓していったのか、そこに興味を持たれる方もいらっしゃると思います。

答えは簡単なことで、ダンススクール、カフェやアロマセラピーのサロン等、そこのオーナーが私のお客さんです。

当然気に入って通ってくださっているのですから、自分のお客さんを私に紹介してくださいますし、自分の店でコラボイベント的なことをしませんかといった話にもなります。

オーナーが私のお客さんで、そのオーナーのお店に通う女性は、私のターゲットとする女性像にピッタリです。

こうやって、私は出張所とターゲットとするお客さんを獲得してきました。

このように書くと、じゃあそのダンススクール、カフェやアロマセラピーサロンのオーナーをどのように獲得したのかといった話になると思います。

この辺りは、これと決めたターゲットを獲得するためにアレコレ考えてチラシやホームページで地道に宣伝した結果です。

ターゲットを絞らず、誰でもいいから来てくださいといったチラシやホームページではターゲットがぼやけてしまい、紹介率やリピート率は下がるのではないでしょうか。

鍼灸院出張所開設まとめ

私の場合、やりたい施術があって、それに沿うようなお客さんを狙った結果、今通ってくださっているようなお客さんが自然と集まって来てくださいました。

その中には自分のお店を持っている女性が少なくなく、そこをお借りして出張所を開設するといった流れです。

ですから、鍼灸院出張所の開拓ついてはこれといって情報や手法を持ち合わせていません。

まだまだ開業4年目(2017年現在)のひよっこですので、これからは広告宣伝方法をもっと勉強し、色んな所で出張所を開設したいと思います。

鍼灸師になりたいあなたへ

新灸師になりたいあなたへ

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上の画像のように、鍼灸師 年収 といったキーワードで検索したことがはるはずです。

また、鍼灸師 就職といったキーワードでも検索したことがあるはずです。

結果はどうでしたでしょうか。

どちらも鍼灸師になりたいと言えるようなものではなかったと思います。

既存の鍼灸師が、儲からない、食べていけない、就職先がないと散々酷いことをネットに公開しています。

それでも毎年5,000人以上の鍼灸師が鍼灸専門学校へ入学し、同じ年に同じ数だけ新しい鍼灸師が誕生しています。

なぜ鍼灸師になりたい人が後を絶たないのでしょうか。

お手軽医療系免許、鍼灸という摩訶不思議なイメージ、そういったものが相まって今の人気があるのだと思います。

なぜ鍼灸師になりたいのか

鍼灸師になりたいのであれば、なればいいだけの話です。

なにを踏みとどまる必要があるのでしょうか。

就職や収入が不安で踏みとどまっているとすれば、鍼灸師なることよりも、就職すること、十分に安定した収入を得ることのほうが、あなたの中で優先順位が上である証拠です。

だったらもっと他の仕事を選ぶ方がいいかもしれません。

簡単に取れる医療系の免許だから、これを取得しておいて医療系で就職できたらラッキーくらいに考えていると、あなたがネットで検索して出てきたような厳しい現実に直面することになります。

私は食べれているか

こんなことを書いていると「お前は食べていけているのか」と叱れそうですが、食べていけていません。

偉そうなことを書いていますが、鍼灸だけでは食べていけていません。

ですからアルバイトをしています。

このブログに書いてあるように、プライベートな事情により自宅を手放し、それに伴い鍼灸院も閉めることになりました。

自宅兼鍼灸院として再スタートしますが、この先はアルバイトの給与が鍼灸院の売上を大きく上回ることは明白です。

これまでもアルバイトの収入がなければ鍼灸院経営は成り立っていませんでした。

それでも鍼灸院を続けたのは、鍼が上手くなりたいからです。

食べていくことだけが目標というのは、お金だけが目的だと言っているのと同じです。

お金だけが目的であれば、私の場合は何処かに雇われる方がよいでしょう。

私に商売の才覚はありません。

20代の頃に小さな飲食店を出したことがありますが、1年で閉めました。

今、鍼灸院を続けることができているのは、妻と共働きだからです。

子どもがいない事情もメリットとして挙げることができます。

こういった内情を説明すると、

「だからなんとかやれているんだ」

「普通はそうはいかない」

「恵まれている」

などと言われそうですが、決してそうではありません。

子どももなく、妻と共働きだからこそ、鍼灸院を開業し、技術を磨くことを人生の目標としたのです。

もし働き手が私1人で、子どもが2人もいるような家庭であれば、私は迷わず何処かで雇われて給与を得る方を選びます。

それはそれでひとつの人生だっただろうなと、今はそう思います。

人はいずれ死にます。

なにかひとつ、自分の人生で死ぬまで打ち込みたいと思ったものが、治療家として技術を磨くことだったのです。

職業としての鍼灸師ではなく、自分の理想とする治療家に近づくために日々研鑽しています。

そしていつか、治療家1本で食べることができるようになれば、それはそれで嬉しく思います。

純粋に鍼灸師になりたい

儲からなくてもいいから、鍼灸師になって、一生の生業としたいという人もいらっしゃると思います。

そういった方は早くなるほうがいいと思います。

後先考えても仕方ありません。

お金などはアルバイトでもすればなんとでもなります。

私がそうです。

アルバイトでお金を稼ぎ、好きな鍼灸を思う存分楽しむのもいいと思いませんか。

私にとって鍼灸とは、お金のかかる趣味のようなものかもしれません。

妻には趣味では困ると言われますが、その反面、幸せに暮らせているならそれでいいと言ってくれます。

私は脱サラ組みなので、鍼灸師になって年収は激減しましたが、夫婦2人とも今の生活にとても満足しています。

鍼灸師になって稼ぐといった、ガツガツした考えのない人にはいい職業だと思います。

最後に

私に恵まれている部分があるとすれば、私を理解してくれる妻と出会えたことです。

鍼灸を信じない人

鍼灸を否定する人

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世の中には鍼灸という技術を信じている人が少し、信じない人が多くいらっしゃいます。
これは、UFOを信じる人と、それを信じない人と似ています。
また、幽霊を信じる人と、それを信じない人とも似ています。
鍼灸を信じる人は、UFOや幽霊を信じる人よりも少ないのではないでしょうか。

鍼灸を信じない人達は、科学的な根拠を出せと言いますが、鍼灸を信じている人(鍼灸師含む)は東洋医学は不思議な世界であり、神秘のベールに包まれていて科学では立証できないと返します。

中には科学的に立証しようと躍起になっている鍼灸師もいるようですが、そんなことはする必要ありません。

科学者でもない鍼灸師が何を証明できるというのでしょうか。

鍼灸は医学ではありません

鍼灸は医学ではありません。

鍼灸師は医師の免許を取得せずとも、鍼灸師の免許だけ取得すれば鍼灸師を名乗れます。

ここを勘違いしている鍼灸師が多いのではないでしょうか。
医学と鍼灸は全くの別物なのですから、医学と比較されることもない筈です。

医学と肩を並べたいなら、鍼灸師の免許を取得するためには医師の資格が必要というふうに制度を改めるべきです。

医学でいうところのエビデンスっぽいものを集めて、「ほら、鍼灸は効果あるでしょっ」と必死でアピールしているのを見ていると、情けないやら恥ずかしいやらです。

健康保険が使えることも理解できません。

日本では医療費が膨らみ、健康保険制度は破綻するといわれているのに、鍼灸に保険を適用するなど馬鹿馬鹿しいかぎりです。

一刻も早く、鍼灸が保険適用から外されることを願ます。

自信を持てない鍼灸師

世の中の鍼灸師はよほど自信がないのか、自分のやっていることを誰かに認めて欲しくて仕方ないようです。

「先生凄いっ!」とでも言って欲しいのでしょうか。

そういった欲にまみれた鍼灸師が必死になって鍼灸を語れば語るほど、詐欺的な発言が増える傾向にあり、技術の上達がなによりも大切だと考えている私のような鍼灸師にはいい迷惑です。
自分のお客さんが信じていてくれれば、それで十分ではないでしょうか。

鍼灸を医療だと言うなら、せめて医師の免許を取得するべき

鍼灸を信じていない人達に意見を言いたいなら、最低限の医師の免許を取ってからにするべきです。

必要な医療の知識もないのに、あれこれ言っても子どもだって聞く耳を持ちません。

こんなことを書くと「お前は鍼灸師だろ、どっちの味方だ」と言われそうですが、どっちの味方でもありません。
私にとって大切なのは、私を信じて通ってくださるお客さんだけです。

そもそも私は鍼灸を医療だなんて思っていません。専門学校で学ぶ知識など、勉強量でいえば普通レベルの高校受験以下です。その程度の知識で医療を学べるとは、到底思えません。

医学と鍼灸の関係を図にすると図Aのようになります。

図:A

この状態がよいのです。こうでないと鍼灸の存在にも意味がありません。

それを、医学に近づこうとするからおかしなことになるのです。科学的な根拠なんて必要ないし、医学界に認めてもらう必要もありません。

鍼灸は鍼灸です。

医学では対応できない症状を診させていただくのが、鍼灸師の仕事ではないでしょうか。

こんなふうに考えることができる鍼灸師が増えることを望みます。