2018年1月売上公開

売上0円

 2018年1月の売上は0円でした。

Photo by Fabian Blank on Unsplash

1月31日は月に1度の出張日でした。

いつものように車に荷物を積み込んで、いざ出張所へ出発!

自宅を出発して15秒ほどしたころでしょうか、

事故を起こしてしまいました

自動車同士の事故ですが、幸いケガ人はいません。事故の話などはつまらないので詳しくは書きませんが、出張には行けなくなりました。

だから、1月の売上は0円です。

本来であれば、予約が2件だったので、7,500円×2で15,000円の売上を見込んでいました。

がっかりです。

車は壊れ、修理するお金はありません。

いくらかは保険で賄えますが、過失があるのでうまくいっても修理代の内、60%程度が保険で支払われるだけだと思います。残りの40%は自腹です。車両保険でも入っていればそれも保険で支払うことができますが、私は入っていません。10年近く乗っている車だし、万が一のときは廃車かなと思っていたからです。

そういったわけで、当面は出張はできません。

朝イチに事故をして、昼くらいには事故にかかわる用事は終了しました。

思いがけず時間ができてしまいました。これを読んでいる皆さんは私のことをどう思っていらっしゃるか存じ上げませんが、普段はアルバイトと家のことで忙しいのです。こんな不意にできた時間を利用しない手はありません。

ですから、保健所に鍼灸院の開設届けを提出しにいくことにしました。

車が壊れたのでバスと電車を乗り継いで行きます。歩くと1時間以上かかるうえに、自転車も修理中という間の悪さ。

大急ぎで書類をそろえて保健所に向かうことにしました。

実は以前の鍼灸院に来られていたお客案の内、新しく開業されたら教えてくださいと言ってくださっていた方に「2月から土日祝日限定で自宅診療はじめます」連絡していました。開業の連絡をしたところ、直ぐに3名の方が予約をくださいました。車で1時間半、高速道路を使っても50分近くかかる道のりを来てくださいます。

2月から本格的に復活を果たそうと思っていた矢先の事故で、ちょっと心が落ち込みましたが、これも節分前の厄払いだと自分に言い聞かせて提出書類作成を急いで行いました。

開設届けについては、書くことがたくさんあるので別の記事にまとめます。

開設届けの記事ではパソコンを使った書類作成のことや、保健所とのやり取りを紹介します。鍼灸院の平面図も実際に使用したものを公開するなどして、なるべく具体的に紹介できるような内容にします。もうしばらくお待ちください。

潰れない鍼灸院の作り方

鍼灸院開業のすすめ

Photo by Raphael Schaller on Unsplash

鍼灸師の免許には開業権が付いています。独立開業権と呼ばれる権利ですね。

権利は行使して初めてその意味を持ちます。権利の行使とは、すなわち鍼灸院を開業することです。

鍼灸院なんか開業したって、だめに決まってる。

そう考える人も多いでしょう。
私のように、テナントを借りて営業する場合は難しいと思います。私自身、よくこんなので4年もやってきたなと思います。

テナントを借りて開業する場合の費用は、[鍼灸院開業費用]というカテゴリに2つ記事がありますので、それを参考にしてみてください。

今回は絶対に潰れない鍼灸院経営を提案します。

鍼灸院が潰れるとき

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まず初めに、鍼灸院が潰れるというのはどういうことを指すのか、その定義を確認しましょう。

鍼灸院の場合は、支払いが滞ったら潰れたということで良いと思います。

まさか銀行で借りて返済する人もいないでしょう。(そもそも貸してくれません)

支払いの内訳を考えてみると、主なものは家賃です。ほかには光熱費や電話代に、購入した鍼などの物品といった細々した支払いがあります。

このなかでも家賃が一番の問題です。

これさえなければ…

そう、家賃の支払いを無くせば良いのです。家賃さえなければ、後の支払いなどたかがしれています。そこで、家賃問題を解消する方法を提案します。

家賃問題を解消する方法

Photo by Patrick Perkins on Unsplash

やり方は簡単。私と同じように、自宅兼鍼灸院にしてしまいましょう。そうすれば家賃問題は片付きます。

 

「そんなこといっても、家賃代も稼げなかったからどうすんだよ」

 

と考える人、もっともなご意見です。
これについても私と同じ、アルバイトで賄いましょう。アルバイトで家賃と最低限の生活費を確保するのです。

アルバイトがお休みの日、その日が営業日です。

施術代を私と同じ6,000円で試算してみます。

うまい具合に3人ほど来てくだされば、18,000円程の収入になります。

週に1日、月に4日。

1日18,000円稼げれば、それだけで72,000円の稼ぎになります。

もちろん、最初からそんなにうまくいくはずがありません。

1ヶ月の間に来てくれたのは、たった1人。1ヶ月の売り上げ6,000円からスタートかもしれません。

たった6,000円ですが、自分で稼ぎ出す6,000円の意味は大きいです。

本当ならアルバイトのない休日です。その休日の1時間に鍼をするだけで6,000円を稼ぎ出すのです。

アルバイトなら良くて時給1,000~1,200円ほどですが、自分でやれば時給6,000円も夢ではありません。

しかし、行動しなければ夢で終わってしまいます。

行動を妨げるのは、開業するリスクが不安だからだと思います。

そのリスクとはお金でしょう。お金をかけて開業し、失敗したら無駄になるのが嫌なのだと思います。

それではどれほどの費用が必要なのか、試算してみましょう。

自宅鍼灸院の開業は、驚くほど安価です。

自宅鍼灸院の開業費用

鍼灸院を自宅で開業といっても、開業するのにお金がかからないわけではありません。

どれほどのお金が必要なのか、ざっと計算してみましょう。

私の鍼灸院にあるものを書き出して見ます。

  • 治療道具一式
  • 折りたたみ式ベッド
  • 電気毛布
  • シーツ
  • 毛布
  • まくら
  • フェイスまくら
  • タオル類
  • タオルウォーマー
  • お客さん用のカゴ
  • お客さん用椅子
  • お客さん用洋服掛け
  • お客さん用スリッパ
  • 自分用スリッパ
  • 自分用椅子
  • テーブル
  • エアコン
  • 加湿器
  • サーキュレーター
  • ドライヤー
  • ウォーターサーバー
  • 観葉植物

ここから最低限必要だと思う物だけをピックアップします。

  • 治療道具一式
  • 折りたたみ式ベッド
  • シーツ
  • 毛布
  • まくら
  • タオル類
  • お客さん用のカゴ
  • お客さん用椅子
  • お客さん用洋服掛け
  • お客さん用スリッパ
  • 自分用スリッパ
  • 自分用椅子
  • テーブル
  • エアコン

それぞれのだいたいの価格を考えます。

  • 治療道具一式 ━━━━1万円
  • 折りたたみ式ベッド ━1万円
  • シーツ ━━━━━━━5千円
  • 毛布 ━━━━━━━━5千円
  • まくら━━━━━━━━3千円
  • タオル類━━━━━━━5千円
  • お客さん用のカゴ━━━1千円
  • お客さん用椅子━━━━2千円
  • お客さん用洋服掛け━━3千円
  • お客さん用スリッパ━━1千円
  • 自分用スリッパ━━━━1千円
  • 自分用椅子━━━━━━2千円
  • テーブル━━━━━━━5千円
  • エアコン━━━━━━━6万円
  • 合計 ━━━━━━11万3千円

適当に値段を付けてみました。

これだけあれば、それぞれの備品を買うことができます。

もっとも高いものはエアコン(取り付け費用込み)の6万円です。

もしエアコンが必要ないのなら、5万3千円まで抑えることができます。

保健所や税務署への届けは無料なので、エアコンさえあれば6万円で開業は可能です。

鍼灸院の設備選びのポイント

適当に値段を付けましたが、少し具体的に説明してゆきます。

[治療道具一式]

鍼やもぐさ、シャーレなど、鍼灸専門学校で使っていたようなものです。

あれもこれも買うのではなく、本当に必要なものを選んで買います。

[折りたたみ式ベッド]

これは説明の必要もないと思います。最近は1万円もしないものもあります。

[シーツ・毛布]

こういったのはニトリでも揃います。医療系専門店にあるような、ベッドのサイズにあつらえたシーツでなく、適当なものを上手く使いましょう。

[まくら]

私はタオルを重ねて、お客さんに合わせた高さで利用しています。一応まくらも持っていますが、ここ数年は使ったことがありません。いらないかもしれませんね。

[タオル類]

タオルはエステ系の通販で安くて肌触りのよいものを選んでいます。何度も洗濯を繰り返したタオルは貧乏くさく、自費診療である程度のお金を頂く鍼灸院には向きません。肌触りが悪くなれば買い替えをオススメします。古くなったタオルは自分用として自宅で使えます。

[お客さん用のカゴ・椅子・洋服かけ]

これらはニトリやイケアで安いものが売られているので、部屋全体のバランスを考えて買いましょう。統一感が大切です。

[お客さんと自分用スリッパ]

季節が変わったら買い換えましょう。1年で4回買い換えます。傷んでいなくても、色や柄は季節に合わせることをおすすめします。鍼灸整骨院にありがちな、ビニールスリッパは貧乏くさくなるのでおすすめできません。

[自分用椅子]

これはお客さん用と同じもので良いと思います。部屋全体の統一感を出すために、テーブルや洋服かけの雰囲気に合わせましょう。

[テーブル]

ニトリやイケア、ホームセンターで安いものがあります。私のはイケアです。サイズは小さすぎてはだめです。お客さんと二人で利用することを想定し、ある程度の大きさのものを買いましょう。カフェなどにある2人用テーブルを参考に、1対1でお話をするときにちょうど良い大きさのものを選びましょう。部屋全体の雰囲気を考えて、椅子との組み合わせを意識して選びましょう。

[エアコン]

6帖用の1番安いやつで十分です。取り付け費用が心配ですが、大手家電店で購入すれば6万円で取り付けまで可能だと思います。ネット通販を利用すればエアコン本体をかなり安く購入できますが、取り付け業者を自分で手配する必要がある場合もあるので、注意が必要です。

[設備選びのポイントまとめ]

テーブルや椅子などは、最初に良い物を欲しくなるかもしれません。しかし最初から良い物は必要ありません。

開業して1年もすると、少しずつでもお客さんが増えてきます。そのお客さん達にはある程度の共通点があるはずです。お年寄りなのか、若い方なのか、独身女性が多いのか、既婚者が多いのかなどです。子ども連れのお客さんもいるかもしれません。

そういったあなたの鍼灸院に来られるお客さんの傾向が浮き彫りになってきたとき、そのお客さんに合わせてスリッパのデザインを選んだり、テーブルの色を変えてみたり、椅子の硬さやタイプを変えていくのです。

最初は何もわかりません。とりあえずオーソドックスな設備で始めてみることが第一歩です。

潰れない鍼灸院の作り方まとめ

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いかがでしょうか、とりあえず始めることができそうな気がしませんか。

最初から大きくて立派な鍼灸院は必要ありません。

産業はどんどん大規模化していきますが、その一方で小規模へと移り変わる産業もあります。

例えば農業は大量消費の時代を支えるためにも、大規模化させてコストを下げるといったことが当たり前でした。ところが近年、そういったよくわからない作物よりも、生産者の顔写真が入った有機作物を購入する人が多くなりました。

それを受けて農業の規模を小さくし、消費者との距離を縮め、農協を通さずに消費者に直接作物を販売するような農家が増えてきました。

この方法なら農協に搾取されることなく、また農協の指示にも従うこともなく、自由に作物を作ることができ、そういった作物を求める消費者のニーズにピッタリと合ったのです。

これまではこのような農業は商売として成立しませんでした。それを可能にしたのはインターネットです。インターネットを通じて、青森で作られた野菜を東京のお客さんが購入できるのです。

これまでお客さんが何処にいるか分からなかった生産者と、求めている作物が何処に売っているのかわからなかったお客さんがインターネットを介して繋がることができる時代になりました。

前置きが長くなりましたが、私がお伝えしたいのは鍼灸院だって同じだということです。これまでは近所のお年寄りや腰痛もちの方がお客さんだった時代でした。

これからは何処にいけば自分の体調不良を治せるのか分からないお客さんと、何処に自分を必要としてくれるお客さんがいるのか分からない鍼灸師をインターネットで繋げることができるのです。

インターネットさえあれば、裏通りにあるアパートの1室にお客さんに来てもらうこともできます。メールで出張の依頼を受けることもできます。

アルバイトをしながら、あるいはどこかで正社員として働きながらでも、自分の鍼灸院を経営していくことは可能です。

少しでも利益が出れば、それを自分の鍼灸院に投資してください。少しずつ部屋を改装したり、チラシを作ったり、ホームページを作りましょう。今の時代パソコンが使えないようでは鍼灸師もやっていけません。苦手な方も多いでしょうが、パソコンも鍼灸の道具だと思って勉強してください。

そうやって、少しずつ自分の鍼灸院を育ててゆく楽しみを知ってもらえたら幸いです。

 

※鍼灸院のブログを始めたいけれど、よくわからないという声を良く聞きます。簡単に始めるブログといった記事を書こうと思いますので、必要な方はもう少々お待ちください。

鍼灸師の免許を取得したらすること

近々このブログを引越します

※2018年1月 引越し完了しました

今は「Hatena Blog(はてなブログ)」というところで運営していますが、鍼灸院のホームページのために借りている、レンタルサーバーへ移行させます。

このブログを読んでくださっている方の多くは、スマートフォンやパソコンにお気に入りとして登録してくださっていると思われます。

お気に入りに登録しているアドレスがこのブログのトップページであれば問題ありませんが、記事などをお気に入りに設定されている場合、移行後はこのブログにたどり着くことができなくなります。

そこでお気に入りに登録していただいている方にお願いがあります。

下記のブログトップページのアドレスを開き、トップページをあらためてお気に入りにご登録ください。

http://www.harishi-2017.com/

大変お手数をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。

ブログの引越しとはどうゆうこと?

ブログを移行させてもこのブログのトップページのアドレスは変わりません。

ホームページやブログに興味のない方には難しいお話になるかも知れませんが、これからブログやホームページを作る予定の方に向けて、簡単に説明させていただきます。

色々ある無料ブログ

私はこのブログを書こうと思った時に、たくさんある無料ブログの中からどれを使おうかと考えました。

有名なところでは以下の9つのサービスでしょう。

  • Amebaブログ
  • ライブドアブログ
  • FC2ブログ
  • Seesaa
  • gooブログ
  • Yahoo!ブログ
  • エキサイトブログ
  • 楽天ブログ
  • はてなブログ

この中から「はてなブログ」を選んだのは、アクセスを集め易く、大人っぽいイメージだったからです。

このはてなブログの無料サービスを利用してブログを始めましたが、しばらくして有料版(1年で8,000円くらい)へ移行しました。

なぜこんなものに8,000円もと思われるかもしれませんが、これは趣味のようなものです。

有料のはてなブログは「はてなブログPRO」と呼ばれているサービスで、無料版と比較すれば自由にカスタマイズすることができます。

有料にするうえで、もっとも意味があると感じるのは、独自ドメインを設定できることです。

ドメインとは、http://www.harishi-2017.comの内、harishi-2017.comの部分を指します。このドメインは世界に1つしかないのが決まりですから、私がこのドメインの管理費を払い続ける限り、このドメインは私のものです。

このドメインの設定先が今は「はてなブログ」です。設定先も私が自由に決めることができます。今回は自分で借りているレンタルサーバーの中に設定することにした次第です。

鍼灸師の免許を取得したら次にすること

開業するかどうかわからなくても、ドメインを鍼灸院の名前で今すぐ取るべきです。

例えば、あいうえお鍼灸院なら、aiueo-shikyuin.com というドメインを取得しておくのです。

ドメインは早い者勝ちですから、まだ開業していなくても先に院の名称を決めて、今の内に取得しておくのがオススメです。

このドメインというものは1年に1回の更新制です。1年に1回管理費のようなものを支払います。

例にあるような .com (ドットコム)なら高くても年間1,500円ほどです。

高めの .jp (ドットジェイピー)でも年間2,000円もしません。なぜ .jp が高いかとかは、気にしなくてもいいです。

どうして私がこのブログのために harishi-2017.com などというドメインを取得したかというと、いずれは自分で借りているレンタルサーバーにこのブログを引っ越すことを予定していたというのがまず1つ目の理由です。

先述したように http://www.harishi-2017.com をお気に入り登録してくだされば、私がブログを何処へ移動させようが、誰でも何時でもこのブログにアクセスできます。

なぜこのようにブログにこだわるのかと言えば、これは実益を兼ねた趣味のようなものだとお考えください。

副収入としてのブログ運営

今の時代はブログだけで食べている人が大勢いらっしゃいます。食べていけないにしても、十分な副収入になっているかたは山ほどいらっしゃいます。

私も場所や時間にとらわれない、web系で副収入を得たいと常々考えています。

これまでにそういった仕事を請け負ったこともあります。

ブログやホームページを作ったことの無い方には想像できないかもしれませんが、インターネット上にある情報は無料ではありません。

その仕組みはテレビと同じです。テレビを見るのは無料のように思えますが、実際は日々の出費の中で視聴料を払っているようなものです。

テレビで観た美味しそうな新商品のラーメンを購入すると、そのラーメンの値段には広告費が含まれているのです。

インターネットでホームページやブログを公開している方は、そこに表示される広告などで収入を得ているのです。

もちろん全てのホームページやブログにそのような収益性があるわけではありません。しかし収益性のあるホームページやブログがたくさんあることも事実です。

このブログは収益性は全くの 0(ゼロ)です。今後は月に1,000円でもいいので、お金が稼げるブログを目指します。

私が今管理しているドメインは4つですが、今月中にもう1つ取得し、合計5つのドメインを管理することになります。その内の2つは鍼灸院関連ですから、宣伝が目的です。あとの3つがそれぞれ月に1,000円ずつ稼いでくれたら、合計で月に3,000円の収入になります。これがそれぞれ月に10,000万円なら、毎月30,000円です。

信じられないかもしれませんが、こういったブログを1,000個も運営している人もいました。この人は月に1千万円以上の収益があったようです。

過去形にして紹介しているのは、運営手法に違法性があったので、逮捕されたからです。健全にしていれば良かったのでしょうが、目先の利益に目がくらむと、ついついやってはいけないことをするのが人間なのでしょう。

注意)1,000件のブログを管理するには、人を雇うことになります

私は健全にブログを運営していきます。そのための準備として、ブログを移動させることにしました。

※2018年1月 引越し完了しました

鍼灸院のリピート率

鍼灸院のリピート率

お試しコースはリピート率低め

ここでいうリピート率は、初診のお客さんの次回予約のことです。

次回予約が取れなくて苦労している鍼灸師が多いと、経営コンサルティングの方に聞いたことがあります。

幸い私は次回予約が取れないといったことで困った経験はありません。他の記事でも書いているように、最初に治療プランを提示し、ほとんどのお客さんがそのプラン通りに来てくださいます。

ここ数年でプラン通りに来られなかったお客さんについて、記憶がありません。2回目を受けることのないお客さんに多いのは、お試しコースで私の施術を体験したいと来られた方のみです。

本治療はリピート率100%

本治療の予約をくださったお客さんのリピート率は100%と言っても間違いないです。今後は分かりませんが、これまでは100%でした。ただ、この100%のリピート率は初診のお客さんのリピート率です。ずっと100%のリピート率だとお客さんが溢れて、ご新規さんお断りの鍼灸院になってしまいます。

お客さんは症状が改善されると来なくなるので、それはリピート率の計算には含みません。中にはメンテナンスということで、定期的に通ってくださるかたもいらっしゃいますが、ほとんどの方は症状が改善されれば来なくなります。来なくなるというのは、次回予約をせずに帰る時がくるということです。

必ず次回の予約を頂く方法

どなたにでも使える方法か分かりませんが、私なりの方法を簡潔に説明させていただきます。

  1. 問診票を書いていただく
  2. 問診をする
  3. 症状を分析し、原因を説明する
  4. 原因の解決案を示す
  5. 症状改善までの治療プランを提示する

ここでポイントなのは5で症状改善までの治療プランを提示していることです。最初に1ヶ月の間、この位の間隔で来院してくださいねと提示します。

お客さんは、治るのにどのくらいかかるかを気にされます。これには、期間とお金の両方の意味があります。期間が長ければそれだけお金もかかりますし、そもそも治るのかどうかも分からないようでは不安が募るばかりです。

当然ですが、絶対に治りますなどとは言えません。それでも治療プランを提示しないとお客さんの不安を取り除くことができず、今後のリピートどころか次回予約も危ういです。

そこで私は5回で必ず結果を出すとお約束します。5回といった回数を私のプラン通りに来てくだされば、初診の時よりは症状を改善させることはできると説明するのです。

少しズルいやり方かもしれませんが、「お客さんが希望する完全な治癒には程遠いかもしれません、しかし必ず状態は良くなります」と言い切ります。そうすることで、私の場合はほぼ確実に次回予約はいただけます。

これより2018年1月20日:追記

これは手に負えないと思ったら、お試しコースを勧めて、再診の無いように仕向けます。ときにはそういったこともあります。

私はこれまで難病のお客さんや、癌を患っているお客さんを診させていただきました。残念ながら亡くなったお客さんもいらっしゃれば、元気にしていらっしゃるお客さんもいます。

亡くなられたお客さんのご家族にお礼を言われることはあっても、訴えられたことは一度もありません。

手に負えないというのは病状の重篤度を言っているのではありません。

そのお客さんから信頼を得て、仲良く二人三脚で病に立ち向かえるかどうかを言っています。

お金は払うから治してくれ、今よりも良くしてくれというスタンスで来られると、二度と来ないように仕向けます。

私はそんな人間と付き合いを持つほど暇でもお人よしでもありません。

偉そうなことを言っていると思われるかもしれませんが、慈善事業ではなく商売ですから、そういった判断も必要です。

━━追記ここまで━━

お客さんが良くなったと実感されない場合

必ず状態が良くなると言い切って、全く状態が良くならないなんてことが起きればどうするのか。ほとんどの鍼灸師の先生方が不安になるところだと思います。

そのような心配は無用です。5回も提案通りに通ってくだされば、まず間違いなく症状は改善します。

問題は稀に改善したことを実感されない客さんがいらっしゃるので、そういった場合にどのように対処するかです。

私が診させていただくと間違いなく良くなっていると言える場合でも、お客さんに実感がないのですから、良くなったことにはなりません。

そのような時は「良くなってきているので、このまま続けましょう」と言います。

それでいいのかと思われるかもしれませんが、それでいいのです。実際に良くなっているのですから、これからも同じように施術を受けてくだされば、お客さんにも実感していただけるだけの効果が現れるかもしれません。

自分で診ても状態が良くなっていない場合

お客さんも良くなったと実感がなく、自分で診ても良くなったと思えないような状況になればどうするのか。

考えただけでも恐ろしくなるような状況です。5回で必ず今よりは良くなりますと言い切って、こちらの提示したプラン通りに通ってくださったにも関わらず改善がないなんて最悪です。

しかしそういったこともあります。そういったときは正直に計画通りに良くなっていないことを説明します。

そんなの詐欺じゃないのかと思われるかもしれませんが、そんなことで訴えられたことはありません。これが詐欺なら治りもしない薬を出し続ける医者だって詐欺です。

患者に良くなっている実感が無くても、医者は検査結果を見せて、良くなっていると患者に言い聞かせます。薬が効かなくても、医者に続けましょうと言われれば続けるのが患者です。治らなくても泣き寝入りです。

これは患者が医者に屈してる構図だと考えます。私とお客さんの間にはこのような力関係はありません。あるとすれば信頼関係です。

詐欺だと訴えられないためにも、5回通ってくださるうちにしっかりと信頼関係を築くことができるかどうかが大切です。

この信頼関係がリピート率だけでなく、今後ご友人を紹介してくださるかどうかの分かれ目でもあるのです。

効果がないと言っても、5回も通ってくださるのです。少なくとも嫌われていることはありません。気に入らなければ電話で次回予約のキャンセルが入ります。そうならなかったのなら、誠意をもって状況を説明し、治療を続けていただけるよう説得します。これは鍼灸院経営に限らず、どのような職種でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

誠意をもって説明して、それでも予約がいただけなければ、その経験を次に活かせばいいだけのことです。

まとめ

今回は長文となりましたが最後まで読んでいただいてありがとうございます。私の予約獲得方法について、自論を述べさせていただきました。

最終的にはお客さんとの信頼関係につきると思います。正直言って、腕が良くなくてもトークが上手ければリピート率は上がります。

私の周りにいらっしゃる鍼灸師の先生方を見ていても、リピート率は腕の良さよりも話術です。

私のお客さんの中に営業職でバリバリやっている方がいらっしゃって、その方に「リピート率は良いけれど、新規顧客を獲得するのが下手なので経営が上手くいかない」と核心をつかれたことがあります。

その通りです。リピート率は自信がありますが、私は新規顧客の獲得方法を学ばなければいけません。

3度目の鍼灸院を開業させて、この土地にあった宣伝方法を模索し、その結果をこのブログで公開してまいりますので、興味のあるかたは楽しみにお待ちください。

鍼灸院の客層

ターゲットを絞る

ターゲットの性別は女性のみ

Photo by Eutah Mizushima on Unsplash

女性向けと割り切って営業しているので、お客さんは女性ばかりですといった話を以前に書いたことがあります。そこで、お客さんの男女の割合を調べてみました。

テナントを借りて営業していた頃の記録を元に計算したのですが、来なくなって久しい人は除きました。定期的通ってくださっている方のみを対象に計算したところ、結果は次の通りです。

女性99.6%
男性0.4%

基本的に女性は女性を紹介して下さいます。

稀に来られる男性は、女性のお客さんのご主人であることが多いです。

数少ない男性客は、長く通われません。通っていただければ、ここまで極端な比率にならないと思います。

この1年に限っては、ご新規さんは100%女性で100%ご紹介です。

ここまで男女比が偏るのは、ターゲットを女性に絞ってるからです。

男性のお客さんには一切興味はありません。売り上げが悪いのに何を言っているんだと、そんな罵声が聞こえてきそうですね。
来るなと言っているのではなく、ましてや追い返すわけではありません。
(来ないように仕向けることはありましたが)

ターゲットを絞る意味

なぜターゲットを女性に絞っているのかといえば、男性はじっくりと治療に取り組む努力を怠る傾向にあるからです。

逆に言えば、じっくりと治療に取り組んでいる方は通って下さいます。

こちらは治療プランを立てて提案をしているのにも関わらず、それに従っていただけないようなら良くなるものも良くなりません。

そんなことで「治らない」などと苦言を言われるのは嫌なものです。

女性は最初にプランを提示すれば、ほとんどの方がそのプラン通りに通って下さいます。

これは治療理念の面でもマッチしていて、ありがたいのですが、ここで強調したいのは売り上げの予測が立てやすくなるということです。

Photo by NeONBRAND on Unsplash

売り上げの予測が立てやすいというのは、経営をする上でとても助かることです。

家賃を筆頭に様々な支払い期日が迫ってくる月末、支払いの目処か立つというのは精神衛生上とても良いことです。

私の場合はご新規さんがお1人来られると、1ヶ月の売り上げが30,000円プラスされる計算です。

6,000円×5回=30,000円

1ヶ月に5回来るプランを最初に提案するので、ほぼ売り上げは確定します。

来院サイクルもこちらから提案するため、他のお客さんのサイクルと上手く組み合わせて、無駄のない全体スケジュールを組むことができます。(完全予約制営業)

そのようにして組まれた全体スケジュールには、意図的に作られたお客さんが1人もいらっしゃらない日があり、その日はアルバイトをします。

私はこのようにして鍼灸院とアルバイトを両立させていました。丸1日アルバイトする日もあれば、半日をアルバイトのために空けることもありました。

ターゲットを絞るメリット

Photo by Drew Coffman on Unsplash

最初から女性だけをターゲットにすると決めて営業を始めましたが、ここまで極端に男女比が偏るとは私も思ってはいませんでした。

鍼灸院を移転させて、新しい自宅兼鍼灸院はまだ営業を開始できていませんが、ここでもターゲットは女性のみとします。そのほうがチラシの内容や、ホームページのデザインを決めやすいのです。

性別だけでなく年齢も35歳とピンポイントで決めることで、キャチコピーも決めやすくなります。

もちろん35歳女性と決めて作ったチラシで、ぴったり35歳女性だけが来るわけではなく、年齢は幅広い範囲で来られます。

しかし男性が来ることはほとんどありません。男性向けのチラシやホームページではないからです。

限られた時間と予算の中で、確実に広告の効果を得るにはターゲットは絞ったほうが良いです。

男性にも来て欲しい場合、もうひとつ別に男性向けホームページを作る必要があると思います。

そんな馬鹿なと思われるかもしれませんが、あなたが男性だとした場合、明らかに女性向けに作られたホームページを見て、行ってみようと思われますか。

また、明らかに女性向けに作られたチラシを持ってその店に行こうと思いますか。

細かくターゲットを決めることのできない鍼灸師の先生方は、まずは男性をターゲットにするか、女性をターゲットするか決めるところから始めてみませんか。

捨てられないチラシを作る(2)

チラシをポスティングするだけでは捨てられてしまうので、カフェマップを作って裏面を広告にした話を前回書きました。今回はカフェへどのように働きかけたのか、結果はどうだったのかを紹介いたします。

カフェへ企画を持ち込む

Photo by The Creative Exchange on Unsplash

街には人気のカフェが10件ほどあり、それほど人気でないカフェを含めると何件あるのかわかりません。
人気カフェの内、よく通っていた1件のオーナーにカフェマップの企画を持ちかけました。

説明したポイントは次の10個です。

  1. 鍼灸院のチラシを作る
  2. フルカラーA4
  3. 表面をカフェマップにする
  4. 裏面を鍼灸院のチラシにする
  5. 人気カフェを街全体地図で紹介する
  6. カフェの写真を1枚載せる
  7. 春夏秋冬の4期に分けて配布する
  8. 配布方法はポスティング
  9. 1期当たりの配布枚数は不明
  10. 費用は全て私が負担する

費用を全て私が負担するので、カフェ側は金銭的な負担は全くありません。
カフェ側には掲載の許可と、写真とお店データの提供をお願いしました。
個人経営のカフェと企業経営のカフェがあり、その内の個人経営1件だけに話を聞いていただけませんでした。あまりにも有名なカフェなので、相手にしていただけなかったようです。
話を聞いてくださったカフェは協力していただけることになりました。

チラシは自分達で折る

掲載が決まったカフェに写真やコメントをいただき、チラシを作りました。裏側は私の鍼灸院の広告です。
印刷前にカフェのイメージが損なわれるような仕上がりでないことを、カフェオーナーに確認していただきました。問題ないと返答をいただいたところで、印刷屋に発注です。

初めてチラシを作ったのは夏でした。枚数は6,000枚。これを折るところまで発注すると、折り代が加算されて印刷代が高くなります。

6,000枚のチラシは、私と友人の女性鍼灸師さんで折りました。

女性鍼灸師の友人には、ときどきいらっしゃる女性鍼灸師希望するお客さんの対応をお願いしていました。他にもお店の会計を全てお任せしており、この友人のおかげで確定申告もこなすことができています。

ポスティングの効果

折り上がったチラシは各カフェに100枚づつ置いていただき、残りの5,000枚を何日かに分けて、私がポスティングしました。

ポスティングした場所は地図にマークし、秋冬春にダブってポスティングしないように管理しました。

この夏の作ったチラシはたった6,000枚ですが、8人のお客さんが新規で来てくださいました。8人全員が継続的に通ってくださり、紹介もしてくださったので、夏のポスティングの苦労は報われたと喜んだことを思い出します。

ポスティングは撒いても反応が無いといった、がっかりするような情報ばかりがネット上にあったので、6,000枚で8件の新規獲得は嬉しかったです。

自分の経験からポスティングは無駄ではないと思います。これからポスティングされようとしている方は、是非頑張ってください。何もしないよりは、やってみたほうが良いといいますが、本当にその通りです。

カフェからは「カフェマップを持ってお店に来てくださるお客さんがいらっしゃいましたよ」と嬉しい報告もありました。
カフェマップがちゃんと機能し、協力いただいたカフェにも貢献できているとわかってホッとしました。

このカフェマップのコピーが、ポスティングしていない隣町のカフェに置かれていたそうで、そのコピーをもって鍼灸院に来られた方もいらっしゃいました。それはカフェマップをポスティングした1年後のことだったので、本当に驚きましたし感動しました。

これまでにもお灸の小冊子を作ったり、簡単なツボ図を作って配布したことがあります。何かを作るのは大変ですが、きちんとしたものは保管していただけるし、コピーされて思いもよらぬところにあったりするので嬉しくなります。

パソコンが苦手でも、最近は手書き原稿を印刷してくれる印刷屋もあります。手書き原稿印刷を検索してみると、1色刷りB5サイズ2,000枚が3,000円以下でありました。探せばもっと安いところもあるはずです。

ものは試しです。まだ一度もポスティングされてないようなら、試してみてはいかがでしょうか。

捨てられないチラシを作る(1)

チラシで宣伝する

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私はポスティングしたチラシを捨てられないように、チラシに少し工夫を施しました。

チラシについては過去記事の「鍼灸業界における広告規制について&鍼灸業界における広告規制について(2)」の中で、チラシを作ってポスティングしたり、飲食店に置いていただいたことに触れました。

鍼灸業界における広告規制について

鍼灸業界における広告規制にういて(2)

エリートチラシ

あなたの家にチラシがポスティングされていたら、あたはそのチラシをどうしますか。9割以上の人がポスティングされたチラシを、そのままゴミ箱へ捨てるでしょう。マンションの郵便受けの横には、ご丁寧にポスティングされたチラシを捨てるためのゴミ箱が設置されています。その環境でポスティングされたチラシを捨てないほうが不思議です。

捨てられることなく部屋まで持ち帰ってもらえるチラシは、チラシ界のエリートといってもよいでしょう。ここでは、このチラシをエリートチラシと呼びます。

エリートチラシをどう作るか。ここにちょっとした工夫が必要です。エリートチラシの条件に、素晴らしい文章で語られたあなたの治療方法や治療理論は必要ありません。なぜなら説得力のある文章でいかにあなたの治療が素晴らしく、痛みに効くかを説いたところで、それを読んでもらう前に捨てられてしまうのですから。

捨てられないエリートチラシになるか、すぐに捨てられるただのチラシになるのかは、それを手に取った人の目に映った瞬間に決まります。ここで目に映っただけでも、ひとつ関門をクリアしています。毎日大量に投げ込まれるチラシをひとつひとつ見る人も少なく、ほとんどの人は見ることもなく郵便受けの横に備え付けられたゴミ箱へ投げ込みます。一戸建てであれば家の中のゴミ箱へ直行です。

捨てられない工夫

郵便受けから取り出し、ひと目見られた瞬間が勝負の分かれ目です。その瞬間目に飛び込むところにはキャッチコピーが見えるようにデザインされているでしょう。「初回無料」や「腰痛専門」といった、お得感や専門性を謳ったものが多いです。このようなお決まりのキャッチコピーが書かれたチラシを、あなたなら部屋まで持ち帰りますか。

私は鍼灸師でなかった頃でも、そういったチラシは捨てていました。これはあなたにも当てはまり、あなたが来て欲しいと思っているお客さんの殆どに当てはまると思います。

偶然にも腰痛で困っている人にそのようなチラシが届いたとしても、同じようなチラシが毎日届くのですから、その殆どは捨てられるでしょう。

たくさんの同じようなチラシの中で、生き残りを賭けて争う。私はそんな無駄な争いをせずに、選んでもらって部屋まで持ち帰ってもらえるチラシを目指すために工夫が必要だと考えました。

チラシにどんな仕掛けをするか考えるときに、ベースになったのはターゲットとする客層です。私がターゲットにしているのは、次のような条件をクリアする人です。

  • 女性
  • 30代
  • 既婚
  • 子どもあり
  • 専業主婦
  • あるていどお金に余裕がある
  • 自分磨きにお金をかける

すごく簡単ですが、軸はこんな感じです。本当であれば、こどもの年齢や世帯所得なども重要ですが、ここでは簡潔にします。私はこのような女性に施術を受けに来て欲しいと考えていました。

どこにターゲットにぴったりな女性がいるのかと考えながら街を歩いていると、あちらこちらにある素敵なカフェで、ターゲットである女性達がランチやお茶を楽しんでいることに気付きました。ミスタードーナッツのようなチープな店ではなく、女性達が友人を誘って行きたくなるようなカフェです。

昼間のカフェにに居たのはご主人が働いている日中に、友達と子どもを連れ添ってランチやお茶を楽しむことができる程度には経済力のある女性です。

ターゲットとなる女性達が集うカフェでお茶をしながら観察すると、女性達はいろんなカフェでランチやお茶を楽しんでいることがわかりました。カフェでお茶をしながら、他のカフェの話をしているのです。特にここがお気に入りの1件ではないんだなと、そこで気付きました。

このような女性達に、自分の鍼灸院を知ってもらうためにはどうすればいいか。さほど考えずに答えは出ました。いろんなカフェを行き来し、情報を交換するような女性達に私のチラシを手に取ってもらうには、チラシにどういった仕掛けをすればよいか。

私が作ったのは「カフェマップ」でした。

カフェマップ

カフェマップとは街にたくさんあるカフェの中から、特に素敵なカフェだけをまとめた地図です。ただ地図を作ったのではなく、カフェの特徴や営業時間・定休日などの基本情報に写真を1枚添えてまとめました。

ポイントは、カフェマップをカフェに置いていただくことです。女性達が自分の気に入ったカフェに行くと、そこのその街のカフェマップが置いてあるのですから、手に取らないわけがありません。

カフェマップの裏は私の鍼灸院の広告になっていますが、カフェマップを広げて裏返すまでその広告には気付くことはありません。A4サイズで刷られたカフェマップは「カフェマップ」と書かれた部分が一番目立つように折り、カフェマップがメインで鍼灸院の広告がおまけのような扱いです。

これを街中の人気カフェに置いてもらったのです。どのようにカフェに働きかけたのか、結果どうだったのかなどは次回の記事で紹介いたします。

鍼灸業界における広告規制について(2)

チラシ以外の広告手法

Photo by Scott Webb on Unsplash20171213

前回の記事で鍼灸院をとりまく広告規制について書きました。
そこでは規制を気にせず、社会通念上ゆるされると思われる範囲で広告(チラシ)を作って宣伝した経緯と結果について紹介しました。
今回は広告規制の影響を受けたケースを紹介します。
前回の記事を参照していただければ、私がどのような内容でチラシを作ったのかがわかります。

鍼灸業界における広告規制について

このチラシと同じような内容で、クーポンサイトへ広告を出そうと思い、クーポンサイトの担当者に話を聞きました。

クーポンサイトとは

ここでクーポンについて簡単に説明します。
クーポン系で有名なのはホットペッパーという、フリーペーパーです。これは紙媒体ですから、駅やコンビニに置いています。
街によっては無いかもしれませんが、ホットペッパーのような大手でなく、ローカルフリーペーパーがあるのではないでしょうか。

街によっては無いと書いたのは、このフリーペーパーは街単位で発行されているからです。
その街にあるお店の、お得なクーポンを1冊にまとめたものだと思ってください。
こそには通常8,000円が2,980円などと、大幅割引クーポンが掲載されており、お客さんはそれをもってお店に行って割引を受けるといったシステムです。

美容院に行く際、毎回店を替えてクーポンを利用する女性も少なくありません。

毎回店を変えるのは、この大幅割引を受けることができるのは、初回限定に限ると縛りがあることが多いからです。
それではお店側は大損ではないかと思われるかもしれません。ところがそうではなく、お客さんが来ないよりは来ていただいた方が良いのです。
もしかするとリピートしてくれるお客さんがいらっしゃるかもしれません。店舗は新規顧客獲得のために、大幅割引を目玉したクーポンを、自分の商圏で配布されているクーポン誌に掲載するというわけです。

大手は値段も大きい

大手フリーペーパーの場合、その費用も高くなります。
知り合いの美容院で聞いたところ、毎月100万円の経費を広告に割いてる美容院があります。毎月100万円を広告に割いていますから、その100万円は毎月回収できているはずです。
費用の回収について聞いてみたところ、100万円かけたら売り上げが200万円伸びるそうです。確かに100万円は安くはないけれど、売り上げが200万円伸びるから広告に100万円かけるという話でした。
100万円かけて200万円売上が伸びるなら、200万円かければ売り上げは400万円伸びるとかいえば、それは違います。お店の規模もあり、ひとつのお店が売り上げる金額には限界があります。
それをクリアするには2店舗目を出店するなどして、お店を広げるしかありません。

クーポンサイトは財布に優しい

私が広告を出そうとした媒体はホットペッパーのような紙媒体ではなく、インターネット上のクーポンサイトです。クーポンをスマートフォンに表示させて、それをお店で見せるのでなく、商品としてクーポンを販売します。

例えば施術1回6,000円を3,000円で販売します。お客さんはカードなどで決済し、3,000円はクーポンサイト会社に入ります。その3,000円をクーポンサイト会社と私で半分づつ分け合います。

そのため広告掲載代として100万円先払いということはなく、クーポンが売れた分だけを売上金から支払うので、広告費用を抑えることができます。分ける割合や、細かな仕組みはクーポンサイト会社によって違います。

クーポンサイトをどう選ぶ

クーポンサイトはたくさんあり、その中で2社に絞りました。どのようにして絞ったのかというと、私のお客さんに聞いたのです。
クーポンサイトにも客層というものがあります。見当違いのクーポンサイトに広告しても仕方ないので、実際に私の鍼灸院に通っている女性にリサーチして2社のクーポンサイトに絞りました。

クーポンサイトの立場

早速クーポンサイトの担当者へメールで問い合わせましたが、ここで予想外の返事をいただきました。
その返事には「医療は広告規制があるので、社内規定に基づいて掲載はできません」と書いてありました。
鍼灸は医療ではありませんが、広告規制があるのは事実です。無免許タイプのマッサージであれば可能なようですが、鍼灸院というとがよろしくないという返答でした。
これには驚きましたが、広告業界も当局から指導を受ける可能性があり、医療系の掲載は見送っているそうです。実際に注意を受けた企業があるという話をしてくださいました。
そのような経緯があって、クーポンサイトへの広告掲載は中止となりました。

妥協案

クーポンサイトは鍼灸をとりまく広告規制の影響で、掲載を断念することになりました。
しかし電話で何度か相談を受けてくださった担当者さんが、エキテンであればとりあえず無料で利用できるからと提案してくださいました。手応えがあれば有料版にグレードアップできるなど、他社でありながら詳しく教えていただきました。

エキテンは店舗の最寄り駅をキーワードに店舗を紹介するシステムです。
私はエキテンの利用を開始しましたが、手応えを感じる前に移転となった次第です。
これを読んでくださっている方々(ありがとうございます)も広告宣伝は頭を抱えるところだと思いますが、エキテンを利用されていなければ、とりあえず登録してみてはいかがでしょうか。

鍼灸業界における広告規制について

鍼灸院は広告を自由に出せない

Photo by Scott Webb on Unsplash

ここに書かれていることは、全て事実です。ここに書かれていることを実行し、それによって損害が発生したとしても私は一切の責任を負いません。

私は規制なんて気にせず、好きに作ったチラシをポスティングし、飲食店などに置いてもらいました。

それが原因で保健所に注意されるなど、問題になったことは1度もありません。

そういった経験をここでまとめて紹介いたします。

商売するなら宣伝してあたりまえ

商売をするにあたって、宣伝をしなくてはいけないのは子どもでも分かることです。

どこの世界に宣伝もせずに商売をする人がいるでしょうか。

看板に代表される宣伝広告には、各企業が大金をつぎ込み誰よりも目立とうとしています。

Amazonやイオンでさえ広告することをやめません。

なぜかといえば、広告をやめるとAmazonやイオンでさえ売上が落ち込むからです。

しかし鍼灸院はその宣伝を法律によって規制され、自由に宣伝をすることができません。正確には広告に記載してもよいことが決められていて、それ以外はだめだというのです。

ではどういったことなら広告に記載してよいのか、あらためてここで確認してみたいと思います。

広告できる事項(あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師に関する法律第7条第1項)

  1. 施術者である旨並びに施術者の氏名及び住所
  2. 業務の種類(あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業、きゅう業)
  3. 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
  4. 施術日又は施術時間
  5. その他厚生労働大臣が指定する事項(平成11年3月29日付け 厚生省告示第69号)
  6. もみりょうじ
  7. やいと、えつ小児鍼(はり)
  8. あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律第9条の2第1項前段の規定による届出をした旨
  9. 医療保険療養費支給申請ができる旨(申請については医師の同意が必要な旨を明示する場合に限る。)
  10. 予約に基づく施術の実施
  11. 休日又は夜間における施術の実施
  12. 出張による施術の実施
  13. 駐車設備に関する事項

信じられないことに施術料は記載できません。

施術を受けるのに幾ら必要か分からないような鍼灸院へ、施術を受けに行くような人が世の中にどのくらいいらっしゃるでしょうか。

料金が分からない高級寿司屋に行くような感覚で、「ちょっと鍼してくらぁ」なんて粋な人はいません。

ほとんど全ての人が鍼灸を受けるにあたって、その施術料金を知りたいのではないのでしょうか。

院の名称も自由に決められない

私は鍼灸院の名称を決める際、なんたら鍼灸院とせずに、カタカナを多用した院名をつけました。ここで院名は明かせませんが、全てカタカナでどこにも鍼灸院という言葉は入れませんでした。

その際に保健所から、私の希望した院名では鍼灸院かどうか分からないので却下すると言われました。

どうしてかという私の質問に保健所はこう答えました、「何の店か分からないようでは利用する人にとって不利益となる場合があるから」と。

外から見て料金も分からないような鍼灸院の方がよっぽど不利益ではありませんかと、保健所の担当者に詰め寄ってみましたが、それとこれは話が別だと聞く耳を持ちません。

法律では院名に使ってはいけないような言葉として、いくつかの規制はありますが、鍼灸院という言葉を絶対に使わなくてはいけないということは何処にも書かれていません。

そもそも法律を解釈して、「これは良い」「これはダメ」と判断してよいのは、この国では裁判官だけです。

保健所の担当者が判断してよいような、そんな程度の低い問題ではありません。

どうしても希望通りの院名にしたいと訴えたところ、なぜそのような院名にしたいかという理由書を保健所の所長宛に書くことで、希望する院名を受け付けていただけました。

私がチラシに記載したこと

Photo by Yonghyun Lee on Unsplash

院名は希望通りになりましたが、広告するにあたっての問題が残りました。

保健所にはそれとなく聞いてみたのですが、やはり法律は法律だというだけで話にもなりません。

そこで思いついたのが、「気にせず好きなことを書く」という、至極あたりまえのことでした。当然ですが、「癌を治す」などとは書きません。

「広告できる事項(あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師に関する法律第7条第1項)」にある1から13の項目以外で私が書いたのは次のようなものです。

  1. 診療時間
  2. 施術料金
  3. 鍼の技法
  4. 鍼の効果
  5. 自己紹介
  6. ホームページアドレス
  7. フェイスブックアドレス
  8. メールアドレス

①の診療時間は、法律では施術時間と書くこととされています。

これはどっちでもいいかと思いましたが、多くの人にとって馴染みのある診療時間という言葉を選びました。

②の料金については、60分6,000円、90分なら9,000円と細かく書きました。

更にお灸だけの料金や、クイックマッサージの料金も記載しました。

ここまでで保健所に注意されて当然の内容です。

注意されたらされたときのことです。そんなことを気にしていたら商売はできません。

鍼灸師になるまでにサラリーマンとして働いていたことがありますが、アレコレ気にしていたらチャンスは逃げていくばかりです。もし保健所が何か言ってきたら、真正面から衝突する覚悟でチラシを撒きました。

春夏秋冬、季節ごとに4回チラシを撒きましたが、とくに注意は受けませんでした。

※これは私の体験を事実のままに書いたものです。私と同じ事をし、あなたに損害が発生したとしても私は一切の責任を負いません。自分のことは自分で責任をもって行動してください。

税務署へ異動届けを出しました(2)

税務署から連絡があった

前回の記事で「税務署に異動届けを出したのですが、異動前の納税地住所を書く欄に、店舗住所を書くべきところを自宅住所を書いて提出した」ということを書きました。

税務署へ異動届けを出しました

異動先の税務署の方が、とりあえずこれでいいというのでそのまま提出し、なにかあれば連絡しますと言われたので様子を見ることにしていました。

数日して、税務署から連絡がありました。

また税務署に行くか、インターネットからダウンロードして記載し、税務署に送るとなれば面倒だなと思いながら税務署に折り返しの電話をしてみました。

そうしたところ、異動前の税務署に提出した内容を把握しており、そのうえで確認の電話でした。

異動前の税務署には異動先の住所として、自宅兼店舗なので自宅住所を記載していたのですが、異動先の税務署に提出した自宅の住所と相違があるという連絡でした。

そこで思い出しました。

今回の自宅の引越しにおいて、不動産屋が住所を間違えて契約書を作成していたのです。

私はその誤った住所を、色々なところへ新住所として変更届を出したものですから、郵送物が届かず差出人に戻されたり、引越し業者が新居に来れないといったトラブルがありました。

どうも異動前の税務署にも誤った自宅住所を書いていたようです。

口頭で正しい住所をお伝えし、今回の異動手続きは完了しました。

このことから、税務署へ提出した「所得税・消費税の納税地の異動に関する届出書」については、異動前や異動先の住所を少々間違えたところで、さほど問題にならないことがわかりました。

これから手続きをされるかたもいらっしゃると思いますが、適当に書いたり、間違えたりしても心配する必要はないと思います。

税務署が届けた電話番号に電話してきてくださるので、それに対応できればある程度の修正は電話で済みそうです。